「ヒョータニスト・パーティ」メンバーの楽器を紹介します

by 丸黄うりほ

①フェイ・ターンさんと「ウリキンベレラ」(中央)などなど

②コンさんとひょうたんギター「箪々淡々」

③杉浦こずえさんと「ひょうだま」(左)、「ひょうジャグ」

④田並劇場では「ひょうたんへうたん展」が始まっています(撮影:フェイ・ターン)

きょうは、新ひょうたん音楽ユニット「ヒョータニスト・パーティ」メンバーの、作りたてのひょうたん楽器を紹介したいと思います。

まずは写真①をご覧ください。こちらは「ヒョータニスト・パーティ」結成のきっかけを作ってくださったフェイ・ターンさんです。3月28日からはフェイさん製作のひょうたんランプ展覧会「ひょうたんへうたん展」が、和歌山県・串本の田並劇場で始まりました。そんなフェイさんの新作楽器はなんと5種類!順に紹介していきましょうね。

いちばん左に写っている平べったいのは、「ウリダンガム」と名付けられました。イプとUFOが交雑してできた不思議な形をしたひょうたんで、底にタネ出し用の穴があいているだけなのに、叩くとよく響きます。というわけで、そのまま太鼓として新たな瓢生を歩むことになりました。

その前の顔のついた小さいのは、「ウリカー」。千成ひょうたんで作ったシェイカーで、中にはひょうたんのタネが入っています。そのままだとあまり響かないので、フェイさんはひょうたんの内側にレジンを塗り、ガワのほうをプラスチック化しました。振ってみると、ざらざらとした良い音が出ます。

その横の紐のついたのは「ウリブー」です。小さめの百成ひょうたんに、既製品の赤ちゃん笛を埋め込みました。ひょうたんの底にあけた穴の前に手をかざすと、ほわんほわんと音が変化してかなり面白い。

そして、中央にどんと置かれたのが、「ウリキンベレラ」と名付けられたカリンバ。このカリンバの製作については、「ひょうたん日記」3月14日にも紹介しています。下にもう一つひょうたんを置いているために、マイクを通さなくてもかなりくっきりとした音階が響きます。これは実際のライブでも大活躍してくれそう。

右端は、「ウリンコロン」。繊細な細工が施されていて、いかにもフェイさんらしい。見た目はランプのようですが、おきあがりこぼしです。中に鈴が仕込まれていて、揺らすと大変きれいな音が出ます。

次は写真②にいきましょう。こちらはコンさん。楽器は、「ひょうたん日記」3月21日で紹介したひょうたんギターです。ギターには、「箪々淡々(たんたんたんたん)」という名前がつきました。一緒に手にしているひょうたんは、「箪々淡々」を作った時の片割れですが、なにか目のような?謎めいた絵が描かれていますね。

「箪々淡々」は、見た目のロックな感じとは違って、かなりフラジャイルな音を奏でます。片割れひょうたんは弦の上でスライドさせて使うのかなと思っていたのですが、今回の音合わせで使われることはありませんでした。まだ作りたての楽器ですから、コンさん自身も奏法や音の出し方をこれから試していく感じになるのでしょう。

続いて写真③は杉浦こずえさんです。口元に近づけているのは、「ひょうたん日記」3月13日で紹介した「ひょうたんジャグ」。くちびるを震わせたり、息を吹き込んだりして演奏するジャグを、ひょうたんで作りました。演奏テクニックやエフェクト次第でいろんな音が出そうです。

そして、左側は「ひょうだま」。こちらは厳密にいえば新楽器ではなく、2023年1月27日の「ひょうたん日記」ですでに音を紹介しています。「ひょうだま」の音だけだとノイズっぽいんですが、今回いろいろなひょうたん楽器を使ってセッションしてみると、すごい存在感を発揮していました。演出次第でかなりスパイシーな楽器として活躍してくれそうな予感です。

最後にあげた写真④は現在の「田並劇場」のようすです。フェイ・ターンさんのランプが並べられ、雰囲気の良さが伝わってきますね。

さあ。課題はここから「ヒョータニスト・パーティ」がどれだけ頑張れるかです。結成したての4人組。4月20日のライブに向けて、本気出していきましょう!

とはいえ、ひょうたんですので、軽みも忘れずにいきたいものです(笑)。

(1160日目∞ 3月28日)

※次回1161日目は奥田亮「でれろん暮らし」4月1日(月)にアップ。

1162日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、4月3日(水)にアップします。