「Z」というと…。
即、永井豪先生の「マジンガーZ」が思い浮かぶ世代です。

今は「Z」といえば「Z世代」でしょうか(少々強引ですけど、気にしないでください)。
この世に生まれ出た時点でインターネットが利用できる環境があった始めの世代で、1990年代中盤から2010年ごろに生まれた方々を指すようです。

ですので、現在でいうと中学生から20代半ばくらいの世代になりますね。

生まれたときからネットができる環境にあった方々がもうアラサーなのか、という驚きに似た感慨があります。

僕が大学生だった1980年代前半は、呑み屋で、隣に座ったオジさんなんかに「えーっ!最近の大学生は下宿の自分の部屋にカラーテレビがあんのか!! 贅沢やなぁ」と驚かれることが珍しくなかった。
そんな時代に比べると、まさに隔世の感があるという言葉を象徴するような現実…。

学生アパートの電話は共用の公衆ピンク電話が当たり前で、スマホなんて想像もしていませんでしたもんね。

就職活動で内定通知が電報だった企業もありました。

それはさておき、そんな僕らの世代とは全く情報環境が違う社会で育ってきた「Z世代」って、どんな考えを持っているんでしょうか。

今回は、そんな疑問をプレスリリースを通じて探ってみました。

で、まず目についたのがコレ↓

【LINEリサーチ】Z世代が2023年楽しみにしている行事は「クリスマス」が総合1位、「大晦日」「お正月」「夏祭り/花火大会」も上位にランクイン

LINE株式会社が持つリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で、日本全国の15歳から24歳までの男女を対象に、2023年楽しみにしている行事やイベントについて調査をした結果のまとめです。

リリースのタイトルをご覧になって、すでにお気づきかとも思いますが…。

Z世代が2023年楽しみにしている行事

1位がクリスマスで2位が大晦日、3位がお正月…。

普通です。あっけないくらい意外性がないです。

僕が20代のころに調査をしてもほぼ同じような結果になったでしょう。

まぁ、行事っていうのは、バリエーションが限られているということでしょうね。

今はSNSなんかもあって、もちろん昔とは中身も楽しみ方も違っているんでしょうけど…。

「Z世代」が全くの異次元の人々でないことがわかり、少しく安心した次第です。

それから、こういうのもありました↓

【Simejiランキング】Z世代が選ぶ!!「バレンタインあるあるTOP10」

これもまた…。

バレンタインあるあるTOP10

第1位「チョコ持ち込み禁止」という悲しい校則
第2位 登校してすぐに机の中を確認
第3位 バレンタインを忘れたフリしている男子

…と、平成どころか昭和とも変わりません。

安心感がさらに増しましたね。

しかし、安堵してばかりもいられませんでした。

あなたはいくつ知ってる?【2023年の流行予想ランキング】をZ世代向けSNSメディア「思春期録」が発表!

のっけから「あなたはいくつ知ってる?」と、挑発的にグイグイ突っ込まれている感じで…。

こちらも、ちょっと腕まくりをしそうになりましたが、すぐにやめました。

たとえば…。
比較的、ハードルが低そうな「2023年流行予想ランキング -タレント編-」が…。

1位:みとゆな
2位:コムドット

…無念。存じ上げません。

「2023年流行予想ランキング -お菓子編-」も…。

1位:飲むわらびもち
2位:10円パン
3位:2Dケーキ

…って、わかったようで、わかりません。

1位:飲むわらびもち

1位 飲むわらびもち

「10円パン」って10円で売っているパンのことかと思いましたが…。

SNSで話題となっている、まるで巨大な10円玉のようなインパクトのある見た目が特徴のスイーツです。中にはとろけるチーズが入っており、製造過程から食べている瞬間までSNS映えする令和ならではの人気フード。

さらに…

推し活を楽しむZ世代オタク女子の今年のトレンドは?「2023年量産型・地雷系トレンド予想ランキング」をLafaryが発表!

…には「2023年にやりたい推し活は?」という設問がありまして…。

実は「推し活」というのがもうよくわからんのですが、自分が応援しているアイドルとかキャラクターを「推し」というらしくて「推し活」というのは、応援などの具体的なアクションのことみたいです。

2023年にやりたい推し活

1位:現場に行く
2位:カフェやアフタヌーンティーで推し活する
3位:本人不在の誕生日会をする/祭壇を作る

…う~ん、具体的には何をするのか。自分がわかっているのか、わかっていないのかもよくわからんのです。

やっぱり、僕とは生きている次元が違うのか、Z世代。

オジさんは、これからもZ世代を知るために精進を重ねる所存であります。

というわけで、今年初の「P探」は以上です。

遅れ馳せながら本年もよろしくお願いします!

(岡崎秀俊)