プレスリリースを通して世相を探っているような気がする「プレスリリース探訪(略称:P探)」です。
ひと昔前まではプレスリリースはマスメディアというフィルターを経て「ニュース」として世の中に流れていました。
でも、今は一般の人々もネットを通じて直接、プレスリリースにふれることが簡単になったので、「情報の民主化」が進んだといえそうです。
興味のある言葉で検索すれば、マスメディアを介さずに色々なプレスリリースにふれることができます。
現実にマスメディアを対象にしたプレスリリースと、一般の方々が直接、触れることを意識したプレスリリースを作り分けている企業も増えているような印象も受けますので、今後さらにプレスリリースはさらにエンターテインメント性が高まりそうです。
で…。
今回、個人的に一番、関心を持ったプレスリリースがこれ。
管楽器専門店「ドルチェ楽器 大阪店」が2021年11月3日(水)に移転グランドオープン!
管楽器に興味のない方には「はぁ?」という感じかもしれませんが、トロンボーンを愛している僕としてはかなり興奮するニュースです。
好きなものって見てるだけで幸せになりませんか?
僕はなります。
トロンボーンを見ているだけで、うっとりします。
旅行先でもトロンボーンを置いてそうな楽器屋さんがあると入ってしまいます。
とはいえ、トロンボーンを置いてそうな楽器屋さんって、地方へ行くとそんなにないので旅先で入った経験はほとんどないのですけど…。
いずれにせよ、僕は幸せになるために楽器屋さんに入るわけで、現在の「ドルチェ楽器 大阪店」は僕の2台目のトロンボーン(YAMAHA・YSL-697Z)を手に入れた店ですし、近くを通ると、フラフラと入ってしまうのですね。
そのお店がですね。
大阪・茶屋町から、梅田の中心部へさらに約100メートル近づいた場所で、地下1階、地上4階の全5フロア、広さは合わせて約950平方メートルになって移転オープンするそうです。
現在の店の延べ床面積が書かれていませんが、たぶん広くなっているはず(ここは広報担当の方に比較できる数字を書いておいてほしいところです)。
新しい店は2階が「金管楽器&サクソフォン サロン」で、トロンボーンなどが「国内外の有名ブランドが世界にも類をみない品揃え」といいますから、もう興奮してクラクラしてしまいます。
ここまで書きながら、この気分を何かに例えたいと思うのですが、ピッタリくるものが思い浮かびません。
僕はカメラもそこそこ好きなんですけど、カメラはちょっと違うんですよね。
物欲をそそられて純粋に幸せになれない。
とはいえ、トロンボーンでも物欲をそそられるのですが、カメラのようにすぐにモデルチェンジするわけじゃないので、変化を追うわけではなくて色々な店で展示販売されている楽器の入れ替わりを楽しむという感じ。
美術館での鑑賞に近いですね。
さらに将来、自分が所有する楽器を探すという目的もありますので、自然に真剣になれる緊張感が良いのかもしれません。
とにかく11月3日のグランドオープンが待ち遠しいです。
で、トロンボーンといえば、この楽器を演奏することでも知られている落語家の春風亭昇太さんが、こんなことをするそうです。
落語芸術協会長と日本ジャズ協会21会長が立ち上がる
念のためにいうと「落語芸術協会長」というのは昇太さんのこと。
この昇太会長が日本ジャズ協会21会長とコラボして11月2、3両日に東京・池袋で「ジャズ演奏と落語にスポットを当て、極上のエンターテイメント・ショーを繰り広げる」そうです。
なんとスペシャルゲストは小泉今日子さん。
落語家の柳家喬太郎さんの通称が自称「キョンキョン」ですが、たぶんホンモノのキョンキョンがくるんだと思います。
こういうの関西でもやってほしいです。
さらに落語の話題にはこんなのも。
史上初のチャレンジ!9人の落語家が3日間で山形と福島の魅力を落語にして披露「ご当地落語」はじまる!
上方の噺家さんたちも負けていません。
こんな試みをするようです。
フリーマガジン「五楽笑人(ごらくしょうにん)」発行のお知らせ
プレスリリースによると…。
コロナ禍でも腐らず地道にそれぞれ活動を続けております松竹芸能所属の落語家の中で、若手から中堅にさしかかり頭角を着実に現わしてきた5名を選抜し彼らの活動を改めて周知頂くと共に上方落語の現状、彼らの落語に対する向き合い方、上方落語の魅力を身近に感じて頂きたいという願いをこめましてフリーマガジン「五楽笑人」を発行させていただきます。
…とのこと。
「コロナ」の感染者数は急減していますが、まだまだ予断は許されず、また収束した後の経済や財政への後遺症も懸念されています。
でも「いつも心に太陽を」っていうんですかね。
悩んでも心配しても事態が好転するわけじゃないですから最近は窮地にあっても、前向きな気分でいることが大切だと、思うようになりました。
それにはエンターテインメントが大きな役割を果たしてくれるはず。
(岡崎秀俊)