ヒョータニストさんの新楽器、ぞくぞく誕生!

by 丸黄うりほ

①淡路島の「アート&デザイン工房 WILL」

②ヒロミさんのひょうたんが一絃琴になりました

③一絃琴の音を聞いてみてください

④大阪市のヒョータニスト、杉浦こずえさんの「瓢玉」

⑤こちらは暗闇で光ります

⑥「瓢玉」の音はこちら

⑦小野市のヒョータニスト、おーさきさんの自作楽器たち

⑧豆ひょうたんの形を生かしたぶーぶー笛

⑨キュートなサウンドを聞いてみてください

 

昨秋収穫したひょうたんたちが、ぞくぞくと楽器(音の出るもの)に変身していってます!きょうはヒョータニストさんたちによるその成果を一気に公開していきましょう!

まず、写真①②をご覧ください。こちらは兵庫県淡路島のヒョータニスト、ヒロミさんが昨年育てたひょうたんです。前回「ひょうたん日記」(12月22日)でお伝えしていたように、ヒロミさんとともに「アート&デザイン工房 WILL」を営んでおられる藪田洋嗣さんが制作し、立派な一絃琴が出来上がりました。工房を営んでおられるだけあって、パーツの木の切り出しや削り出しなどの仕上げが本格的で美しい!

さて、その一絃琴。どんな音を奏でてくれるのかというと……。リンク先の動画③を見て、聞いてみてください。なんとも味わいのある良い音ではありませんか!

藪田さんによると、ネックもひょうたんも丸くて演奏がしにくく、音が思っていたより小さいとのことですが、見た目の可愛さがじゅうぶんに補ってくれていると思います。

次は写真④⑤をご覧ください。こちらは、大阪市のヒョータニスト、杉浦こずえさんのひょうたん楽器「瓢玉」です。④は愛知県安城市のお庭で育った千成ひょうたん(「ひょうたん日記」10月26日)にラジオを組み込み、FMの電波によって音を出すという仕組み。ひょうたんの傾きによって音が変わります。

⑤は、「新春ひょうたんショウ」(「ひょうたん日記」1月11日)のくじ引きで当たったひょうたんをさっそく使用。ひょうたんの中に三色点滅のLEDライトを仕込んで、光ファイバーがキラキラ光るようになっていて、ステージ映えしそう!

「瓢玉」の音は、動画⑥で聞くことができます。掃除機や冷蔵庫、アイロンや調理中のハンバーグなども楽器にしてしまうアーティストの杉浦こずえさん。この「瓢玉」を使ったパフォーマンスがどんなものになるか?その演出を含めて本番での登場が楽しみです!

最後は写真⑦をご覧ください。こちらは、兵庫県小野市のヒョータニスト、おーさきさんの楽器作りのようす。真ん中の楽器は、孫の手を使ってつくった一弦弓琴kse dievです。kse dievは湯浅浩史先生に教えていただき、1月13日の「ひょうたん日記」で紹介したカンボジアの楽器ですが、さっそく自作してみたというおーさきさん、仕事が早い!

その横にある小さいひょうたんは作りかけのシェケレ。そしてパイプのような形をしているのは、ぶーぶー笛です。くびれがひとつしかなく、口部が横に曲がった豆ひょうたんをじつにうまく使っていますね。

おーさきさんは、1月12日の「ひょうたん日記」で自作の人形を紹介させてもらった時にもおっしゃっていましたが、「ひょうたんに何になりたいか聞いてみた」からこそ、この形になったんだなと思います(写真⑧)。

そして、その音というのがこれまた超絶キュート! 動画⑨をぜひ聞いてみてください。ただ聞くだけで口元に笑みが浮かんできます!

(916日目∞ 1月27日)

※次回917日目は奥田亮「でれろん暮らし」、1月30日(月)にアップ。

918日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、1月31日(火)にアップします。