ハワイのひょうたん・イプの定植をしました(1)
by 丸黄うりほ
月曜日「でれろん暮らし」でおなじみ、長野県・小布施の奥田亮さんに送っていただいたハワイのひょうたん・イプのタネ。4月13日(493日目)に芽出し処理を開始、16日(496日目)に発芽、20日(498日目)にビニールポットにタネまきをしました。その後芽が出て双葉になり、本葉が出て。いよいよ、本日定植の日を迎えました!
ぱちぱちぱち!これでゴールというわけではなく、ここからがひょうたん栽培の本番スタートです!
できた苗は6苗。まず、全部の苗に殺菌剤ベンレートを灌注しました。0.5グラムの小袋を500ccの水に溶かす。つまり1000倍希釈です。いままで苗の状態でベンレートを使ったことはなかったんですが、今年は病気予防のため定植前にも施しておくことにしました。
このベンレート、菌によるひょうたんの病気にかなりの効果があります。予防にも使えるし、治療にも使える。しかもジョウロで使えるからお手軽。本当にいい薬です!いつもありがとう!
その次に行ったのはラティスの上に園芸ネットを張るという作業です。我が家のベランダにはあらかじめラティスを設置しているんですが、それだけだとひょうたんの蔓が巻きつきにくい。それで、その上にもう一枚ネットを張り巡らしています。
園芸ネットのサイズは180センチ×100センチ。それを4枚準備しました。我が家のベランダの横幅の全長は630センチ、高さ100センチ。なので高さはぴったり合うんですが、横幅が少し余ってしまいます。大きなたるみがでないように、それを麻紐でラティスにくくりつけていくのですが、これがなかなかの労働。休みなく働いてまるまる1時間かかりました。
次に考えなければならないのが、プランターの置き場所。今年は大型ひょうたんイプの栽培のために新しいプランター(80×45×40センチ、76リットル)を購入したのですが、この横幅がベランダの幅よりも大きい。そのため、去年プランターを置いていた場所にそのまま置けないことがわかったのです。
我が家のベランダは中央部分にすりガラスがはまっているため、その部分の日当たりがよくない。なので、いつもはベランダの端のガラスのはまっていない場所で育て、ラティス上部に達する高さまで伸びたら親蔓を摘芯し、その段階でプランターを中央に移動するというめんどくさいことをやっているのですが、今年はどうしようか?
ガラスのない部分で去年とは違う向きに置いて育て、例年通り移動をするか。または最初からガラスのはまった部分で栽培してみるか。
うーん、どうしよう。私はここで30分ほども悩んでしまい、貴重な朝の時間を無駄にしてしまいました。
結局、ガラスのない部分で栽培を始めることに決意。それから、6苗のうちからどの子をうちの子にするかでまたひとしきり悩み……。
あかんあかん!そんなことをしていたら午前中に定植が終わりません。
というわけで、どの苗にするか決意できないまま作業を続けることにしました。
プランターに苗を定植するとき、最初に入れるのは鉢底石です。これを底一面に敷くことで、水はけがよくなるのです。しかし、ここでまた私の頭に「?」マークが浮かびました。鉢底石の分量は、どうしよう?
じつは今まではあまり悩まず適当に鉢底石を入れていました。ところが、去年、花形文化通信の塚村編集長に、「鉢底石が少なすぎる」とアドバイスを受けたのです。そのためにプランターの水はけが悪くなっているのではないか、という指摘でした。「そうだったのか!」と私は反省しました。
今回用意したのは10リットル入りの鉢底石1袋でした。とりあえず、半分くらい、ざらっと入れてみました。このくらいでいいかな?
じっと鉢底を見つめます。プランターは返事しません。しかし、じっと見つめているとプランターの横に入ったスリットの位置が気になってきました。ここから排水するわけだから、ここに土が詰まるとよくない。ということは、この高さまでは鉢底石が必要だということでは?
というわけで、残りの石もすべて入れることにしました。
それにしても、悩みすぎて時間が足らない!お昼前までには定植しないとー。
明日に続きます。
(510日目∞ 5月12日)