難しい!赤ちゃんひょうたんケア

by 丸黄うりほ

▲ビニールポットに鉢底石、たねまき培土を入れる

▲タネはツノを下向きに。上から1センチほど土をかぶせる

▲トロ箱に並べ、ビニールをかけて保温

 

先週金曜日に4個発芽したイプのタネ。その後、日曜日にもう2個の発芽を確認し、合計6個になりました。

私は直径9センチのビニールポットを6個用意して、それぞれに鉢底石を置きました。それから、「タキイのたねまき培土」というタネまき専用の土と適量の水をバケツに入れて、手でかきまぜて土のかたさを調節しながら、ポットの八分目くらいまで入れました。

そこに指で中央にくぼみを作って、発芽したタネをそっと置きます。タネからちょろりと出ている白いツノは「根」らしいので、できればここを下向きにしてやるのがよいらしい。

その上にかぶせる土はだいたい1センチくらい。浅すぎても深すぎてもよくないようです。

昨年の私のひょうたん栽培では、なぜか双葉がタネを被ったまま出てきて、いつまでもとれないというのが頻発したんですが、これは覆土が浅すぎるせいだった……、ということを失敗から学びました。逆に、深すぎるといつまでも双葉が出てこないらしい。

しかし、土の厚み1センチ程度といわれてもこれが結構難しいんです。分かる人には目分量で直感的にわかるのかもしれないけれど。私はきっと空間認識能力が鈍いんだろうなと思います。まあでもキリがないので、だいたいこんなもんかな?というところで悩むのをやめました。

できあがった6ポットは、鮭かなんかがはいっていたトロ箱に並べ、温度計を入れて、上からビニールをかけました。このビニールは、ビニールキャップという簡易温室用のもので、ポツポツと小さな空気穴が空いています。意外とこの穴が大切なんですよね。以前、穴のないビニールでやって大失敗したこともあります。

トロ箱の簡易温室は、暖かな窓際が定位置。この時期のひょうたんは、人間でいうと「胎児」に当たると私は思っています。最も大切なのは25℃から30℃くらいに暖かくしてやること。あと、適度な湿り気が必要です。水は朝やって夕方に少し乾くぐらいがよく、水をやりすぎると根が弱くなるらしい。

もう少しして土から芽が出たら、いよいよ人間でいうところの「誕生」です。オギャーです。この状態になると、とにかくすぐに日光が必要。陽に当てないとあっという間にモヤシになりますので、すぐさまトロ箱をベランダへ移します。そのオギャーはいつくるか、わかりません。ぼーっとしていると「遅かった!」ってことになることも……。

これからしばらくは、赤ちゃんひょうたんから目が離せそうにありません。

(498日目∞ 4月20日)