まさかの展開?予定変更もまた楽し
by 丸黄うりほ

①近くの八百屋で見つけた「かんぴょう」

②どんな料理にしてやろうかな?

③かたくてまったく切れない! 皮もむけない!

④ベランダで栽培中のひょうたん(左)と記念撮影

⑤ぎゃああ!中身が溶けてる!予定変更です!

⑥純さん、「千成だと思って育てていたヘチマ」を収穫

⑦みらいさんは、すべすべの千成を収穫

⑧水浸けにせず、あえてこのまま飾っておくそうです
先週からスタートした「東京で出会ったひょうたん特集」の途中ですが、あまりにも面白いことが起こったので今回は予定変更してお送りします。
まずは写真①をご覧ください。
先週、自宅近くの八百屋に行ったら、かんぴょうが店頭に並んでいました。かんぴょうというと乾物を連想する方のほうが多いかと思いますが、これはその原料となる果実。「ひょうたん日記」では、ユウガオという植物名で紹介してきました。
このかんぴょう、八百屋のバーコードにはざっくり「野菜」と書かれていました。高さ30センチ、胴回り60センチ、重さは約5キロ。我が家で栽培中のひょうたんの実とほぼ同じくらいの大きさで、値段はたったの398円(税込429円)。これは見逃すわけにはいかないでしょう!
というわけで買ってきたのはいいのですが、調理法がわかりません。ネットで調べると、トウガンとほぼ同じで、煮物や炒め物にするとおいしいと出てきました。オイスターソース炒めにしてみようかな。カレーを作ってもいいかな。三宮のミャンマー料理店「シュイガンゴー」で味わったように、天ぷらにしてもいけるかもしれません。それにしても大きすぎるなぁと思っていたら、皮をむいて切ってパックに入れておけば冷凍保存もできるとのこと(写真②)。
買ってから1週間ほどたち、表面がちょっと黄色っぽくなってきたので「そろそろ着手せねば」と思い、包丁を入れてみたのですが、かたくてまったく切れない! ピーラーで引っ掻いてみても、表面の薄皮がむけるだけです(写真③)。
予想外のかたさ。これはもしかしたら、食べるのには向いてない?
……とその時、「あっそうだ!」と思い出しました。切る前に、うちのベランダで栽培中のひょうたんと並べて写真を撮っておこう。
というわけで写真④を撮影したのですが……。
撮影のためにかんぴょうの実を抱えて、あちこちに動かしていたら「……ちゃぷん」という音がする。
振ってみると、「ちゃぷん、ちゃぷん、ちゃぷん……」。
水浸けにしたひょうたんとまったく同じ音がする! これはもしかしたら中身がすでに溶けてる?
ということで、予定変更! かんぴょうを料理するのはやめました。かわりにドリルを取り出してきて、いつもひょうたんの収穫時にしているように、口部に穴を開けました。そして、中身をバットに振り出してみたのです。
ぎゃあああ〜。完全に溶けてる! (写真⑤)
とうわけで、例年の「丸黄式水浸けシステム」を風呂場の隅に持ち出してきて、実をネットに入れて重石を載せ、水浸けを開始しました。
こんな展開になろうとは。まったく予想していなかったのですが、もしもうまくいったらうれしいかも♡ 大きさも形もいいし、もしこの実がひょうたんとして使えるなら、来年はこれを栽培してみてもいいかも♡ という希望まで生まれ、いつもはしないタネの採取をすることに決めました。今はバットに広げたタネを天日干しにしています。
そうなんです、ひょうたんはいつでも予定通りにいくとは限らない。期待を裏切るかと思えば、意外なところで喜ばせてくれる。まるで人生のようではありませんか!
予定通りにいかないといえば、大阪市のヒョータニスト・純さんの「千成ひょうたんだと思って育てていたヘチマ」は、2つ実をつけたそうです(写真⑥)。純さんはこの実で「たわしを作ろうかなー」とおっしゃっています。
逆に「ヘチマだと思って育てていた千成ひょうたん」のほうは、ようやく雌花と雄花のランデブーが成立したのだそう。時期外れの出会いですが、今度こそひょうたんの実がなってくれたらいいですね!
いっぽう、ヒョータニストのみらいさんは、千成ひょうたんを収穫。すべすべのきれいな実の写真を送ってきてくださいました(写真⑦⑧)。
普通は収穫した実をここから水浸けにするのですが、みらいさんはあえて「このまま飾っておく」ことを決めたそうです。表面にカビが生えても、うまく乾いてくれたら味わい深いひょうたんに仕上がるのですが、全体的に腐ってしまったり、上記のかんぴょうのようなことになる可能性もあります。
どんなひょうたんに仕上がるかな?予定通りにいくとは限らないけど、それもまた楽し!
(1496日目∞ 10月29日)
※次回1497日目の丸黄うりほ「ひょうたん日記」は、11月4日(水)にアップ。「東京で出会ったひょうたん特集」続きです。



