峡谷のブリザードに想いを馳せながら
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
前回のデイリーちくわで、石川県のスギヨさんの『ビタミンちくわ 復活の日』についてお伝えしました。
その復活の日にちなんだイベントが、長野県大町市で行われたのですが、
「なぜに長野県で?」というクエスチョンには、百人一首の取り札をばちこーんと弾く勢いで「ビタミンちくわは長野県でめちゃくちゃ人気があるから!」とお答えになるデイリーちくわフリークのみなさんも、「なぜに大町市で?」の答えは、ちょっと難しいかしら。
2024年の元日に発生した、能登半島地震。七尾市のスギヨさんの工場も被災しました。
その復興を願って、長野県大町市立大町西小学校のみなさんが、応援メッセージを送ったり、工場再開後にビタミンちくわのPRをしたりと、復興支援に取り組んだそうです。
大町西小とスギヨさんのご縁は、震災の前年からの食育の授業で、ビタミンちくわを取り上げたことがきっかけだそう。
そして今年、大町西小とスギヨさんの共同開発で〈ビタミンちくわカレー〉が誕生するのですが、なぜカレー?と言われると……?
もしかしてダム好きの方なら、はたと膝を打って、半月板にひびが入ったりしておられるのではないでしょうか。
1956年の着工から、7年の歳月を経て完成した、黒部川第四発電所。その過酷な工事は、映画『黒部の太陽』などを通じて、今に伝えられています。
厳しい労働を支えた食事の、人気メニューのひとつが、ビタミンちくわを使ったカレー。
肉を大量に手に入 れるのが難しい環境でも、ちくわならいつでもたくさん使える、ということで、ビタミンちくわは重宝されたそう。
そして、大町市は、その黒部ダムの長野県側の玄関口にあたります。もうお分かりですね?
大町西小学校は、ことし3月で閉校になってしまったそうですが、みんなが開発した〈ビタミンちくわカレー〉は、4月から販売開始されて、大好評で販路を広げているそう。
そんなの、絶対食べてみたいですよね……!
と思ってたらね。
なんと、デイリーちくわフリークの方から差し入れていただいたんです!
オンラインショップで購入したそう。
小躍りしながら早速レトルトパックをあたためるこじま。
勢いよく水を排出する黒部ダムを背景に、うれしそうなビタちくワンと、ぽんやりした大町市のキャラクター、おおまぴょん。
激辛なのか甘口なのか……。
大ぶりの具が食べ応えあって、きのこの食感もよくて、ちくわの魚臭さもほとんどなくて、食べやすいシーフードカレーといった感じです。
ですが、小学生でも安心して食べられるカレーに仕上げてあるのか、かなり甘口です。カレー食べてる!という充実感はあんまりないですね。大人のみなさんは、黒部峡谷のブリザードに想いを馳せながら、なんかスパイスを足して召し上がってもいいかも。



