100年続きますように

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

こじまは京都のカルチャーセンターでテルミンのレッスンを担当しているのですが、教室の帰りにたまに、三条通りから寺町の商店街をちょっと入ったところにある京かまぼこの老舗、茨木屋さんに寄るのが楽しみなんです。
デイリーちくわでも何度かご紹介していますね。

茨木屋さんの〈京の鯛とと〉

今月のある寒い夕方、この日は臨時休業なのかシャッターが降りていました。クリスマスイブに振られてから、まだお買い物していないので、〈ととたび〉(ツナマヨなどが入ったかわいい丸いかまぼこ)買おうと思ってたのに……などと考えながら、お店の前に行ってみたんです。

なんの張り紙もなくて、おかしいな……?って茨木屋さんのサイトを開けてみたら、オンラインショップが休店中になっています。
もしかしてこれは大変なことに?と、その場で検索してみると、なんと「1月24日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った」というニュースが。(1月24日のYAHOO ニュースへ

知らなかった……。

こじまひとりががんばってお買い物してもどうにかなるものでもありませんが、でも、やっぱり好きなお店にはちゃんと足を運んでおかなければ、としみじみ思いました。
さみしい。

ちくわ・かまぼこがいつでもおいしく食べられる世の中が、100年続きますように……の、きょうのちくわ。

小田原 鈴廣さんの〈百年ちくわ〉です。(詳しくはこちら
香ばしい皮と、しゃきしゃきみずみずしい身のコントラストがとっても美味しいちくわです。
こちらも、京都の帰りに三条のスーパーでよく購入します。『技あり百年』のコピーにもうなずける、黄金色に輝く逸品。

わさび入りチーズをくるっと巻いて、おつまみに。
すごくしなやかで弾力があるし、皮が身から浮いていないので、くるっと巻くアレンジにもすごく扱いやすいです。やっぱりお値段だけのことはあるなあ……と、引っ張り心地も存分に味わいました。