「ながいあいだ、三人はだまって、下を流れてゆく川をながめていました」、『プー横丁にたった家』第6章、E.H.シェパード、鉛筆画、1928年、 ジェームス・デュボース・コレクション © The Shepard Trust

「ながいあいだ、三人はだまって、下を流れてゆく川をながめていました」、『プー横丁にたった家』第6章、E.H.シェパード、鉛筆画、1928年、 ジェームス・デュボース・コレクション © The Shepard Trust

1926年に生まれ世界中で愛され続けている「クマのプーさん」が、どのように誕生し、愛されてきたのかを紹介する展覧会が4月27日から大阪市阿倍野区の「あべのハルカス美術館」で開催される。

「プーさん」は物語を書いたA.A.ミルンと、挿絵を担当したE.H.シェパードが英国で出版して以降、50以上の言語に翻訳され、全世界で5000万部以上のシリーズ本が刊行された。1973年にシェパードが、270点以上にもおよぶ原画や資料を英・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)に寄贈。同展は、このコレクションを中心にして企画され、ロンドンと米国アトランタなどを巡回し来日した。シェパードの鉛筆素描画をはじめとする、200点以上の資料で構成され、写真、手紙などを通して、プーさんの世界を探検できる内容となっている。会場限定の公式グッズなども販売される。

会期は6月30日まで。休館日は5月13日、20日、27日の各月曜日。開館時間は火曜~金曜日が午前10時~午後8時、月土日祝は午前10時から午後6時まで。入館は各閉館の30分前まで。当日料金は一般1500円、大学・高校生1100円、中学・小学生500円。

詳細は公式サイトで。