保山ひャンです。

たしか最初は、保山「宗明王」で、その次に「宗明玉」になって、、、保山ひャン。

保山宗明王(ほざんむねみょうおう)という名前にしたのは、『ほがらか』というミニコミを出していたとき。『ほがらか』は〝ネオ秘密宗教「保山のお宿」〟の〝経典〟という名目だったため、エラそうな名前がよいと思い、本名の後ろに「王」をつけて、不動明王みたいな名前にしたといいます。

「宗明玉」にしたのは、画数がよいから、で、読み方は同じ。占いで、一画増やすと破天荒な人生が送れるといわれ、見た目にもあまり変わらず、将棋の王将と玉将のような違いがよいと思ったからだそうです。

保山ひャンにしたのは、「王」とか「玉」だとエラそうなので、侮ってほしくて、軽い名前にしたとのこと。そして覚えにくいのがよい、と「ひャン」にしたということですが、打ってみてください、「ひャン」って変換しにくいです!

保山さんはパフォーマーです。それはこんな風。「本を読むアオアオ」、「回転するアオアオ」、「雄叫びをあげるアオアオ」などと言ってその動作をし、都度「ドン、ドンドンドンドン、だから何!?」と〝だから何〟と墨で書かれた書を掲げる、というもの。「人工内臓」というのは文字通り人工の内臓で、ビニール袋に食べ物を入れて手でもんで消化してそれを口から入れる、というもの。ほかに、ヒットラーのように「アーベンイーベンウーベン」と演説する、というものもあります。「ボンゲンバンガラビンゲン」もよいですね。「アオアオ」はステージだけではなく、ライブのお客さんとして「ブラボー」のように叫ぶこともあります。

ダダみたいと思っていたら「ボンゲンバンガラビンゲン」は子どもの頃の口癖だったとか。な〜んだ。でも、それこそダダかも。

パフォーマンスのほか、保山ひャンは変なイベントも開催します。「無名人握手会」は無名人と握手する会。「公開受験勉強」は行ってみたら受験生が勉強してるだけ。

そして、輝かしい経歴としては、阿木譲さんが編集長の伝説の『ロックマガジン』にも関わっていました。そのときはまだ、名前に「王」がついていません。

う〜ん、文字で書いてもわからない。おもしろすぎてお腹がよじれます。ぜひ、体感してください。

あ、近々「ラジオカセッツ」としてのステージがあります。「ラジオカセッツ」は毎回がラストライブというステージで、通称「消費税3%の歌」(原題は「終末(おわまつ)」)のほか、上記のようなパフォーマンスが飛び出します。

「ラジオカセッツ一夜かぎりの復活祭」8月9日(金)午後7時半から、なんばBEARSで。共演はライトノヴェルズ(野中比喩+菊池誠/andmo’))guest: Twilightronica(福岡)。 料金2000円。飲食物持ち込み可。ライブを見ずに料金だけ払って帰るのも可。何回も料金払うのも可。