屋根に接する面が平らに変形していました

by 奥田亮

屋根のIPUを収穫。(以下、撮影はすべて中島敏子)

平らに変形しています。眩しかった。

しばらく店に飾ってみましょう。おどけに無理があるのはわかってます。

10月最終週の土日、小布施町は秋の観光シーズン最後の人出で賑わっています。11月以降2月いっぱいの冬の間は訪れる人もめっきり減り、雪が降り始めると町民もあまり出歩かなくなります。今年の雪はどうなのかな、多いと雪かきが大変だし、少ないとなんだか物足りない。ほどほどでお願いしたい。

8月以降頻繁に催していた店でのライブは、11月末に開催する吉田省念さんとyatchiさんのライブ「音の津々」(http://enyusha.com/event/#shonenyatchi)でひと区切りになります。ライブの頻度が高くなり、スワロー亭は何の店なのか、自分たちでもわからなくなってきてしまいますが、そういえば10年前、勤めていた会社を辞めたときに開いていただいた送別会で、ライブのできる古本屋をやります、となぜか宣言していたのを思い出しました。そうか、忘れていたけど、はじめからそのつもりだったのか……。

さて、裏の菜園は仕舞い仕度に入り、さすがに実をつけなくなったナスを抜き、ニンジンとサツマイモを収穫。あとはサトイモと、赤くならないトマトと、タネまきが遅かったダイコン、完全に枯れるのを待っている大豆を残すのみとなりました。あ、大切なことを忘れていました。最後まで残ったIPUとUFOも、もう収穫してしまいましょう。プランター(リンゴのコンテナ)で栽培していたUFOは、蔓ボケかなとあきらめかけていましたが、小さめの実が1つ成り、9月に入ってようやくやる気を出してきたIPUも、屋根の上と軒下に大きな実をつけてくれました。この3つを、いよいよ収穫します。

UFOは蔓が完全に枯れ、棚もすでに片付けてしまってプランターの土の上に置いた状態だったので、そのまま蔓を切って収穫。屋根の上で日干しになっているIPUは、案の定、屋根に接する面が平らに変形していましたが、しっかり熟していて皮も分厚く育ちました。

軒にぶら下がっていたのが風で蔓が切れて落下し、地面スレスレでなんとか留まって事なきを得たもう1つのIPUも、見てみればけっこう大きく育っていて、2つを並べてみるとほぼ同じ大きさだったことがわかりました。体長42センチ、まずまずの大きさです。

しばらくこの状態で飾って眺めてから水に浸けようと思うのですが、あれれ。この大きさを浸けるバケツがないぞ⁈   前回まで使っていた大きなポリバケツは、貯水タンクにしてしまったのです。といって、この3つのためにあらたに少し大きめのポリバケツを購入するのもなぁ……。このまま放置してカビの模様を楽しむという選択肢もあるのですが、せっかくきれいに育ってくれたので、ちゃんと水につけて中身を出して乾燥させたい。うーん、まあもう少し考えましょう。来週までにはなんとか。でれろん。

(861日目∞ 10月31日)