ひょうたんが実りの季節を迎えています!

by 丸黄うりほ

①東大阪市のKFさんの千成ひょうたん「後白河」

②蛾がやってきて、手の届かない花の受粉をしてくれています!

③大阪市「フレイムハウス」美佐子さんの「ひょうちゃん」

④夕立に濡れて涼しそうです

⑤東大阪市・瓢箪山のフェイ・ターンさんの千成ひょうたんたち

⑥イプにも実ができました!

⑦いなべ市のふじっこさんの百成「アクセル」は大豊作!

⑧百成ひょうたん「亜樹子」にも実ができました!

我が家の千成ひょうたん「ネルウァ」を含め、今年のヒョータニストさんたちのひょうたんはややスロースターターな苗が多かったのですが、いよいよ8月に入ってほとんどの苗に実がついてきたようです。

まず、写真①②は、東大阪市のKFさんの千成ひょうたん「後白河」です(7月21日撮影)。蔓の勢いがありすぎて、手が届かないほど高いところまで伸びてしまいました。KFさんによると、先日キッチンに大きな蛾が入ってきたらしく、この蛾たちがお仕事をしてくれているのか、人工授粉していないのに実がぽこぽこできてきたそうです。

実の形は、ころころとまるっこい感じで、そのフォルムがいかにも我が家の千成ひょうたん「ネルウァ」の兄弟苗だなぁと思います。現在は実たちに排水溝用のネットをかけて保護してやっているのだとか。まだ花も咲いているようで、全部でいくつ実るか楽しみですね!

続いて写真③④は、大阪・北浜のサロン喫茶「フレイムハウス」店主の美佐子さんの千成ひょうたん「ひょうちゃん」です(7月29日撮影)。夕立のシャワーをあびて、とっても気持ち良さそうですね。 葉の仕立てがとても美しくて、ベランダ栽培のお手本のよう。どうやったら、こんなに整然と葉を茂らせることができるのでしょうか?

それにしても、「ひょうちゃん」と「後白河」と「ネルウァ」の実は、ぜんぶ同じ苗についたといわれても納得できるほどそっくりです。ふわっとやさしい曲線美。本当に愛らしい形です。

東大阪市・瓢箪山のフェイ・ターンさんの畑でも、千成ひょうたんが実を結び始めています。写真⑤は、マスクのブランコにのった千成たち(7月30日撮影)。同じ品種だけど、「後白河」や「ひょうちゃん」とはまた趣の違う形をしていますね。そして、写真⑥は、なんと去年のタネから採取してまいたイプです(7月16日撮影)。イプはもう1苗あったそうですがそれは枯れてしまい、残った写真の苗が踏ん張って実をつけました。

フェイ・ターンさんの畑では、ほかに大ひょうたん(百成)も5個できています。大きいもので高さ25センチ、胴回り56センチになっているそうです。まだ実がついていない苗もあるらしく、数はこれからまだまだ増えそうですね。また、玄関先で栽培中の鉢植えの千成にも6個実ができました。こちらは6月に受粉した実なので、今月末には早くも収穫可能かも?

最後に、写真⑦と⑧をご覧ください。⑦は、三重県いなべ市のふじっこさんの庭で栽培中の百成ひょうたん「アクセル」です。となりに植えた「エターナル」と蔓がこんがらがって一体化してしまったそうですが、この2苗で16個も実ができたそうです。また、ちょっとオクテだったプランター植えの百成「亜樹子」にも8個の実がなりました。成長した実でだいたい20センチくらいあるそうです。ふじっこさんは、「アクセル」の実が可愛くてしかたない!とメロメロ。植木鉢のお皿にのった実たち、たしかに良い形をしていますね(8月2日撮影)。

畑のほうでは、ようやく「フィリップ」にも実が1個でき、野良の「スカル」にも4苗あわせて11個実ができているそうです。しかし、先週(7月28日)にお伝えしていた「ホントの野良」のほうは、すでに刈り取られてしまったのだとか。やはりそうなりますよね……。合掌。

(802日目∞ 8月3日)