転がり続けるひょうたんアクティビティ(2)

by 丸黄うりほ

①ヤマミーさんがお友達のために作った千成ひょうたんの苗

②箱詰めにして、郵送で名古屋へ!

③1苗はヤマミーさん宅で定植

④タチオアイもだいぶ成長してきました

⑤美佐子さんのベランダ。みごとな千成のグリーンカーテン!

⑥杉浦こずえさんのお庭で、垣根に絡みつく千成

⑦KFさんの千成「後白河」、可憐な雄花たち

転がり続け、どんどん連鎖していく「ひょうたんアクティビティ」。きょうはその2日目です。

昨日の日記にもお名前を出した大阪府和泉市のヒョータニスト・ヤマミーさんが、6月に入ってから新たな苗作りをされていたことは6月29日の「ひょうたん日記」でも書かせていただきました。もともとその苗はお友達に差し上げるために作っていらしたのだということも。

6月に紹介した時点では本葉1枚が出たばかりだった千成ひょうたんの苗は、みごとに成長して、7月上旬にはいきいきとした本葉が4枚に(写真①)。一目見ただけでいい苗だとわかる素晴らしい出来です。

ヤマミーさんは、定植にちょうどいいサイズにまで育ったこれら3苗を、約束通り名古屋市に住むお友達に郵便で送りました(写真②)。生き物である苗を郵送するってなんだかドキドキしますが、このひょうたんアクティビティによってまた一つヒョータニストの輪が広がりました!新しいおうちでも愛されて、うまく育ってくれるといいですね!

ちなみに新たに作った苗は全部で6苗あり、もう1苗は別のお友達に引き取ってもらったのだそうです。残った2苗のうち1苗はご自宅のプランターに定植。それが写真③です。去年も、シーズンオフの7月・8月に定植したひょうたんにしっかりと実をならせたヤマミーさん。今年もきっとうまくいくだろうという安心感があります。

そうそう。ヤマミーさんが目指しているのは、旧暦の七夕(今年は8月4日)にタチアオイとひょうたんの花を同時に咲かせることでした。(詳細は6月16日の「ひょうたん日記」に書きました)

タチアオイも今やこんなに大きくなりました(写真④)。旧暦七夕には花が咲いているかもしれませんね。今回新たに定植したひょうたんも、ちょうどその頃には花をつけているかも?

さて。自分がひょうたんにはまった勢いで、人にもついひょうたんの良さを説く。苗をたくさん作って配り、ひょうたん栽培をすすめる……。実はそれを毎年、空気を吸うようにやってしまっているのが、私こと瓢狂いの丸黄うりほであります。うれしいことに、いつも誰かが苗を引き取ってくださるため、今のところ反省はしていません(笑)。ここで、今年の千成ひょうたんの苗を引き取ってくださったみなさんの続報もお知らせしておきましょうね。

写真⑤は、大阪市のサロン喫茶「フレイムハウス」美佐子さんのご自宅ベランダです(7月6日撮影)。ベランダのコーナーを利用して、整然と繁らせたひょうたんの葉が、美しい緑のカーテンになっています! よく見ると花芽もいっぱい。

写真⑥は、愛知県安城市で育つ、杉浦こずえさんの「ラッキー」と「クッキー」です(7月6日撮影)。とても勢いがありますね!垣根を侵食し、側に立っている電柱に届く日も近そうです。

写真⑦は、東大阪市のKFさんの「後白河」です(7月5日撮影)。きれいに開いた雄花と、明日咲きそうな雄花。可憐なツーショットです。

ぐんぐん伸びる蔓、揺れる葉、くるくる巻きひげ。日が沈むころに芳香を漂わせて開く花々。つぎつぎに実るひょうたん……。この喜びを分け合いたくて「ひょうたんアクティビティ」はやめられないのです。

(789日目∞ 7月14日 )