ひょうたんをみくびっておりました

by 奥田亮

古民家カフェの裏のUFOとIPU。

UFO。立派にできました。

IPU。棚を拒否して地這いに。

IPUは底に虫喰いが。

ピアノの先生宅の百成。

 

すみません。ひょうたんをみくびっておりました。信じてませんでした。町内2軒に配った苗のうち1軒、古民家カフェ「Cカフェ」の裏でリンゴコンテナに植えたIPUとUFO(でれろん暮らし58号 &  63号)、放置していたのに実がなっていたのです!

9月に入って雌花が咲いたりはしたものの、定植時期が遅かったし、全体にあまり調子がよくなさそうだったし、9月半ばには葉っぱも枯れてきたので、あーこれはもうダメだな…と思っていたのです。ところが先日(12日)、お仲間のTさんから「ひょうたんができてるわよ!」と写真が送られてきたのです。見ればUFOが2つとIPUが1つ、立派に育っているではありませんか、ビックリ!

さっそく現場を見に行ってきました。UFOは2つとも直径25センチぐらい。ウチのよりちょっと大きいぐらいです。IPUも高さ25センチぐらいでしょうか。IPUは蔓が棚には絡まず地這いの道を進んでいたので、地面に着いたところがちょっと黒くなっていて、虫に喰われたのか小さな穴があいています。実の色は少し緑が濃くてまだ乾燥していないようでしたが、葉っぱはもうほとんど全部枯れていて、蔓も茶色くなってきているので、もう収穫してもいいと思いますが、ハサミもなにも持ってなかったのでまた次回に。それにしてもコンテナ栽培で半ば放置されていても、ちゃんとできるもんなんですね。

もう1カ所の苗、ピアノの先生宅は、結局百成1つだけでしたが、1つできれば上等。サイズは20センチと小ぶりながら、上下ほぼ同寸でちょっとひしゃげたカワイイのができました。楽器にしたいとおっしゃっていましたが、ちょっと大きさ的に無理そうなので、今回は中身を抜いて飾っておくことにするようです。

さあ、そろそろうちの百成とUFOも水づけしようかな。収穫してそのままにしてあるのを毎日見るたび、きょうはやろうと思うのですが、なんだか腰があがらずそのままになっています。ちなみにこういうとき、信州では「ずくが足りねえ」「ずくなし」などといいます。「ずく」は「やる気」とか「惜しみなく働く力」を指す信州の方言で、「ずくなし」といえば、「怠け者、面倒くさがり、役立たず」。なんともこれ、そのまんま私のことじゃないですか。とはいえ、もういいかげんずく出さねば。でれろん!

(619日目 ∞ 10月18日)