UFOとイプと天下一と。いくつ実になるかな?

by 丸黄うりほ

①奈良市の森野ゆかりさん宅。可愛い実になりかけのUFOたち!

②森野さん宅の「ハリー」の実。大きくなってきました!

③淡路島のヒロミさん宅でもUFOの実がなり始めました

④北浜のフレイムハウスのイプにも花が!

⑤瓢箪山のフェイ・ターンさんのイプ

⑥フェイ・ターンさんの天下一

⑦フェイ・ターンさんの大ひょうたん(百成)

 

きょうはヒョータニストさんたちの栽培状況を2週間ぶりに報告しますね。

まずは写真①から。奈良市の森野ゆかりさん宅では、UFOひょうたんの「ハリー、ロン、ハーマイオニー」のすべてに実がつき始めました。まだふくらみかけの小さな子房のときからちゃんとUFO型をしていて、めちゃくちゃ可愛い! 結局、ふくらみ切らず途中でしぼんでしまったのもあったそうですが、1株につき1個ずつめでたく結実したということです。その一つが写真②で、これは「ハリー」の実。いま直径12.8センチです。ちなみに「ロン」の実は直径14.3センチ、「ハーマイオニー」の実は11.2センチになっています。3個ともまだ成長途中で、これからまだ大きくなりそうです。

写真③は、淡路島のヒロミさん宅です。こちらではイプ、百成、そしてUFOひょうたんを栽培中。ご覧のようにUFOに実ができそうな気配です。ひょうたんの雌花は受粉に成功すると子房がふくらみツヤツヤしてきます。そして、そのまま結実に至る場合もあれば、ふくらみ切らず途中でしぼんでしまう場合もあります。その分かれ目は、株本体のスタミナ。土たっぷり、肥料(リン酸、カリ)たっぷりで育てると結実率は上がります。ヒロミさんのひょうたんも、うまくいくといいですね!

写真④は前回の日記(5月19日)から久しぶりの登場、北浜のサロン喫茶フレイムハウス・美佐子さんのイプです。ようやく花が咲き始めました。奥田亮さんも書かれていましたが(561日目)、どうやら、イプという品種はのんびりしているというか、他品種のひょうたんと比べて成長がやや遅いみたい。でも、花が咲き始めたら実の季節はすぐです。これからどんなふうに育っていくか、楽しみにしていましょう!

続いて写真⑤は、瓢箪山のフェイ・ターンさんのイプ「イプターン」です。みごとな涙型の大きな実がぶら下がっていますね!他にふくらみかけの実も3個あるそうです。しかし、フェイさんによると、実が急激に大きくなりすぎて蔓が切れそう!という事態が発生。実をネットで覆って紐で吊るすだけでは危ない感じだったそうで、蔓の傷口に「カルスメイト」という保護剤を塗り、「ニューメデール」という接木テープでぐるぐる巻きにして処置をしたそうです。蔓は意外と丈夫でなかなか切れませんが、万一の時にはこういう方法もあるのですね。いやー、勉強になります。

フェイ・ターンさん宅では、他に天下一が1個、大ひょうたん(百成)が3個、千成がたくさんできています。写真⑥のひょうたんは、上のふくらみが小さくてほとんどフラスコ型をしていて天下一には見えませんけど、めっちゃ可愛いですね。百成たち3個も、ちょっと歪な形をしていてとても個性的です。写真⑦はそのうちの一つ。容姿の整った美ひょうたんもいいですが、こういう不思議な形の実たちこそ、愛おしい♡

ひょうたんの花と実の季節は、株が元気であれば8月、9月も続きます。ヒョータニストさんそれぞれのお宅で、最終的には何個くらいの実が収穫できるでしょうか?わくわくします。

(564日目∞ 7月29日)

*ヒョータニスト2021の記事はこちらから