「全日本愛瓢会 展示会 京都府大会」に行ってきました!(その2)
by 丸黄うりほ

①「名誉総裁秋篠宮賞」静岡県・深澤定さんの作品

②ひょうたんの表には美人画、裏には植物画が描かれています

③どの角度から見ても美しいですね

④「全日本愛瓢会会長賞」三重県・中川昌三さんの作品

⑤精巧なカッティングが施されています

⑥作者の中川昌三さん(右)、左は植物学者の湯浅浩史先生

⑦埼玉県・有賀智昭さんの作品。リンゴ?ひょうたんなんです!
昨日の「ひょうたん日記」は、あまりに素敵なひょうたんファッショニスタのお二人、あらぽんさんと竹内蘭さんに見とれてしまって、そのことを書いて終わってしまいました。今回と次回(6月17日)は、展示作品に焦点を当てていきたいと思います。しかし、力作がずらりと並ぶなか、この日記でご紹介できるのはごく一部にすぎないことを最初にお断りしておきます。
「全日本愛瓢会 展示会」出品作品は、瓢道(ひょうどう)を究めた審査員の先生方によって審査され、優秀な作品には「内閣総理大臣賞」「文部科学大臣賞」「農林水産大臣賞」「全日本愛瓢会会長賞」などが授与されます。その中でも同会の名誉総裁である秋篠宮さまのお名前を冠した「名誉総裁秋篠宮賞」は、その年の最高賞といっていいでしょう。
令和8年の「名誉総裁秋篠宮賞」に輝いたのは……。静岡県の深澤定さんの作品でした!おめでとうございます!
写真①をご覧ください。深澤さんの作品は、しずく型と、標準的なひょうたん型をしたひょうたんの2個組。どちらにも繊細なタッチで美人画が描かれています。しずく型ひょうたんの裏側には、サボテン(月下美人)。もう一つの裏側にはアサガオの絵が描かれていて、どの角度から見ても美しい(写真②③)。
今までの秋篠宮賞は巨大なひょうたんが多いという印象だったのですが、今回は高さ30〜40センチぐらいです。どのような絵の具を使って描いたのか、陛下は深澤さんに質問されていたようです。
そうなのです。「全日本愛瓢会 展示会」には毎年、秋篠宮さまがご来場されるのが常なのですが、今年はなんと愛瓢会会員に限り、秋篠宮さまがご鑑賞されているところを同じホールの中で見守ることが許可されました。例年はご鑑賞のあいだ、一般会員は建物の外へ出るように言われていたのですが。
そのおかげで、秋篠宮さまが特にどの作品を気にかけてらっしゃるか、どんな表情で見ておられるかなどが遠くにいた私にもわかりました。
「名誉総裁秋篠宮賞」受賞作以外で、秋篠宮さまがかなり長く立ち止まっておられたのが、三重県の中川昌三さんの「全日本愛瓢会会長賞」受賞作品でした。
写真④が中川さんの作品です。しずく型のひょうたんの表面に、正方形の切り込み模様が入っているのですが、上の方の正方形は表面より沈み込み、下のほうの正方形は沈み込んだ部分と飛び出した部分が交互にあしらわれ、得もいわれぬ造形美が生まれています。写真⑤のように近寄ってみると、精巧なカッティングの賜物だということがわかります。洋風の室内にも似合いそうなモダンなデザインですが、じっと見ているとくらくらしてくる。ものすごい根気と技術が必要そうです。
中川さんは三重県の支部長をつとめておられ、会場内におられましたので、作品とともに記念撮影させていただきました。写真⑥の向かって右が中川さん。左は愛瓢会の相談役でもある植物学者の湯浅浩史先生です。こんなすごいひょうたん偉人たちと自分が、同じ空間にいられるというのが、すでに奇跡のようです。
もう一点、秋篠宮さまが長く立ち止まっておられたと感じた作品をピックアップしておきましょう。
写真⑦は埼玉県の有賀智昭さんの作品です。リンゴ箱の上に並んだ5個のリンゴ。なんとこれもひょうたん。偶然リンゴのような形に実ったひょうたんのみを選んで、色を塗ったのだそうです。作品は実際のリンゴよりもひと回り大きく、ヘタの部分はよくみるとひょうたんの蔓なのですが、一見するとリンゴそっくりですよね。
さまざまなアプローチとアイデア満載。「全日本愛瓢会 展示会」の作品紹介は来週に続きます。
(1457日目∞ 6月11日)
※次回1458日目の丸黄うりほ「ひょうたん日記」は、6月17日(水)にアップします。



