サントリー伊右衛門に六瓢を発見!

by 丸黄うりほ

▲伊右衛門パッケージ(2020年版)

▲正面の上部に「寿」ひょうたんが

▲正面下部に「緑茶」、左に回すと「福」と「嘉寿」が

▲裏側下部にも「緑茶」、左に回すと「寿」。これで六瓢!

 

先日、ある会議に出席したらペットボトルの緑茶が出されました。飲まずに自宅に持ち帰ってよく見たら、サントリーの伊右衛門でした。

私はペットボトルのお茶をふだんほとんど飲まないので、今までまったく気がつかなかったのですが、伊右衛門のパッケージにはひょうたんマークが使われているのですね!しかも数えてみるとちゃんと六瓢ある!

おそらく写真1枚目が商品の正面だと思いますので、この面から見ていきましょう。

まず、ペットボトルの上部、「京都」という文字の横に「寿」と書かれたひょうたんがあります。下の方には「緑茶」ひょうたん。

くるりと左に回すと、真ん中あたり、「いえもん」という文字の横に「福」と書かれたひょうたんがあり、その下部に「嘉寿」と書かれたひょうたんがあります。

さらに左に回すと、下部に「緑茶」ひょうたん。これは正面下部のひょうたんと同じデザインですね。さらにもう一度左に回すと、「いえもん」という文字の横に「寿」ひょうたんがあります。これで全部で六瓢。

ひょうたんは六つ揃うと六瓢(むびょう)、つまり無病(むびょう)息災というわけで縁起が良いとされています。サントリー伊右衛門の六瓢も、「緑茶」のほかに「寿」「福」「嘉寿」など縁起の良い言葉が使われていることから、六瓢(無病)を意識していることがよくわかります。

ペットボトルの緑茶をよく飲む方には「ええっ!今頃気がついたのか!」と言われそう。どこにでも売っている人気商品の伊右衛門なのに、今まで気がつかなくてすみませんでした。

ところで、伊右衛門のパッケージは何度かリニューアルしているようです。調べてみると現在のパッケージは2020年の4月から流通しているようですね。

その前は2019年3月にリニューアル。このときのパッケージにもひょうたんマークの「嘉寿」が使われていますが、正面の写真だけしか見つけられませんでしたので、六瓢かどうかは不明です。

さらにその前は2018年3月リニューアルで、このときも正面に「嘉寿」のひょうたんマークが使われています。2017年3月のリニューアルでも同じ位置に「嘉寿」ひょうたんが見えます。

ところが、2016年5月のリニューアルパッケージにはひょうたんマークが見当たりませんでした。さらに2015年から伊右衛門が発売された2004年までさかのぼって調べてみたのですが、この時期のパッケージにはひょうたんがない。つまり、ひょうたんマークが登場したのは2017年のリニューアルからだということがわかりました。

どうやら伊右衛門のパッケージは1年ごと、だいたい春にリニューアルされるということもわかりました。ということは、現行の六瓢パッケージが楽しめるのは今だけかもしれません。

……と、ここまで書いてから確認してみたら、なんと2021年3月2日にパッケージリニューアルとのプレスリリースを発見

新パッケージは2020年版とそれほど大きく変わってはいないようで……、ひょうたんマークも残っていました。でも、確認できたのは正面写真だけなので、六瓢あるかどうかは商品を手にしてみないとわかりません。また近いうちに調べて報告しますね!

(465日目∞ 3月4日)