最後に残ったのはスーパー長瓢「おろち」

by 丸黄うり

▲場外プレイで頑張っています!「おろち」

▲「おろち」の実を守るように花が咲きました

▲本体が枯れ、実だけが残された「超明日香」

▲「まーくん」2個目の実。お疲れ様でした

▲花嫁衣装を着たBさんのひょうたん

 

ふじっこさんの2020年ひょうたん栽培はいよいよ大詰めを迎えています。ついに、栽培中のひょうたんはスーパー長瓢「おちろ」のみとなりました。

まず、1枚目の写真を見てください。これが現在の畑のようすです。残された「おろち」は、もともとふじっこさんが作ったひょうたん棚(写真の右端)をまったく無視して左へ左へと伸び、公共のフェンスを伝って、左端にちらっと写っている別の植物のためのネットにまで到達。蔓の大部分は枯れてしまっていますが、先端の方には緑色の葉が残っています。最近はウリハムシが大量発生してかなりの葉がかじられてしまったそうです。

ヘビのような形をした「おろち」の実は、板の滑り台にのせられ、ネットをかけてもらって大切にされていますが、こちらも畑の外に成った場外プレイ。気の向くまま、まったく自由奔放に生きているようです。まあ、それだけ生命力の強いひょうたんだった。だから最後まで生き残ったのかもしれません。

写真2枚目では、その実を守るように雄花が咲いています。実には赤いネットが被されていたはずなのですが、退色して白くなってしまったとのこと。また、実の下の方は腐りかけているそうですが、上のほうは元気に見えます。収穫予定日までまだひと月ほどありますし、なんとか頑張ってほしいものです。

3枚目の写真は、大瓢タワー「超明日香」の実です。蔓はすっかり枯れてしまいました。実が完熟するまで、こちらもあとひと月ほどかかります。

ふじっこさんの会社で栽培中だった「やっちゃん」も栽培を終了しました。新しい実がつきかけていたのですが、ウリハムシとウリキンウワバの餌食になってしまい……。「1枚の葉に10匹ほどもウリハムシがついて……」というふじっこさんからのメールに、私は「大げさなのでは?」と訝しんだりしていたのですが、「やっちゃん」の実の写真を見せてもらって誇張じゃなかったんだと納得。それは、とてもこの日記にはアップできないような、リアルハロウィンな戦慄写真でありました。

先に栽培を終えていた「まーくん」のほうは、2個実がついていたそうです。先週の日記で唯一の実と書いたのは間違いでした。ごめんよ、「まーくん」。4枚目の写真が、その2個目の実。なかなか愛嬌のあるよい形ですね!

最後に。5枚目の写真は、ふじっこさんが渡したタネから、会社の農業マニア B さんが育てたひょうたんです。収穫した実をBさんがふじっこさんに返し、その水浸けと乾燥を済ませてから、再びBさんのもとへ。ふじっこさんは「娘を嫁がせるような気持ち」で、このような衣装を着せたのだそうですよ。めっちゃウエストが細いキュートひょうたん、Bさんのお家で末長く愛されますように!

(359日目∞ 9月24日)