「おろち」の実、1メートルを超えて成長中!

by 丸黄うりほ

▲巨大なヘビみたい?「おろち」の実。

▲「おろち」の滑り台は完全に場外プレー。

▲乾燥がすんだ十成「矢吹丈」の実。

▲面白い形!Bさんのひょうたん。

 

先週木曜日(336日目)の日記でお伝えしたふじっこさん宅の生き残りひょうたんのうち、スーパー長瓢「おろち」の生育がなかなか順調です!

1枚目と2枚目の写真をご覧ください。どうするのかな?と思っていた板は、こんな滑り台になりました。スーパー長瓢はうまく育てれば実が2メートル以上にもなる品種なので、蔓だけではその重さを支えられない。ということで、この板の上に実をのせた状態で栽培していくということなんですね。

赤いネットは虫除けのために被せたそうですが、なにしろ長いひょうたんなので、何枚もつなげて長い袋にしています。ふじっこさんの栽培は、手作業とアイデア満載です。

「おろち」の実は現在1メートルを超えたそうですが、まだまだ大きくなるでしょう。この名前は楳図かずおの漫画「おろち」から命名されたのですが、ヤマタノオロチをも連想させます。まさに大蛇、ぴったりのネーミングです。

しかし……。よく見ると、この滑り台の設置場所はフェンスの外。畑はフェンスの中にあるのに、完全に場外プレーとなっています(笑)。葉はあいかわらずワサワサとよく茂っていますね。

さて、次は3枚目の写真をご覧ください。こちらは水浸けと乾燥まですんだ実です。ふじっこさんは、枯れてしまった十成、百成、大ひょうたんと、豆ひょうたんの一部の実を早くも収穫して水浸けしたのですが……。

やはり、栽培日数不足のためにひょうたんの皮は極薄だったようです。写真は十成ですが、それにしては実が小さいし、すでに皮の一部が凹んでいます。強く握ったら砕けてしまいそう。

一緒に水浸けをした他の実のなかには、とても面白い形をした大ひょうたんの実もあったのですが、それも腐って崩壊してしまったそうです。残念ですね。

そして、4枚目の写真は、ふじっこさんが会社の農業マニアBさんから預かった実。Bさんは、会社の敷地で栽培中のひょうたん「やっちゃん」「まーくん」の仕掛け人でもある方なんですが、自宅でも発芽させた苗からひょうたん栽培を続けていらしたのだそうです。ところが、先日Bさん宅のひょうたんも枯れてしまい(泣)。実は3個できたそうですが、写真の実以外はすでに腐っていたらしい。これが唯一残った実で、ふじっこさんは水浸け加工を請け負ったそうです。

極端にウエストが細くて、口部がクチバシみたいに長い。なかなか面白い形をしたひょうたんですね。これも未熟な実のようですが、崩壊せずに加工できたらいいなぁ……。

(340日目∞ 8月26日)