蘇った「超明日香」と「おろち」!

by 丸黄うりほ

▲大瓢タワー「超明日香」に新しい実が!

▲スーパー長瓢「おろち」の実は50センチに!

▲この板は一体……?

 

ふじっこさん宅の6ひょうたんのうち、3苗は病気にかかって枯れました。残った3苗のなかで、植木鉢栽培の豆ひょうたん「里中智」だけはシーズンを通してずっと元気でしたが、畑に植えた大瓢タワー「超明日香」とスーパー長瓢「おろち」は、一時期大ひょうたん「ロック」と同じ病気になりました。葉が茶色くなって、蔓も枯れ、膨らみかけていた実も腐ってしまい……。

しかし、「超明日香」と「おろち」の2苗は頑張りました。ここへきて元気を取り戻してきたのです。枯れてしまった蔓の先に、新たな脇芽が出てきて蔓になり、そこに元気な葉がつき、花も咲きだした。おそらく、殺菌し、整枝し、しっかり油かすをやったことと、天候回復のタイミングが合ったのでしょう。本当に良かった!

1枚目の写真が「超明日香」の新しい実です。ネットに覆われているので少しわかりにくいかもしれませんが、全体的につやつやしていますよね。このつやつやがポイント、授粉成功の兆しなんです。どこまで大きくなれるか、今度こそ楽しみにしていましょう!

「おろち」も、どんどん花をつけはじめました。2枚目の写真をご覧ください。この真ん中のヘビみたいなのが、「おろち」の実なんです。ひょうたんとは思えない長いキュウリみたいな形ですね。この写真の時点で長さ約50センチ、まだまだ成長すると思われます。青空と雄花くんたちに囲まれて、「おろち」の実は赤いドレスをまとった女王様のようです。

そして、3枚目の写真。この板はいったい何に使うのでしょうか?ふじっこさんによると、これで台を作って「おろち」の実をのせ、実が曲がらないようにするのだそうです。養老の「らんぷ館」のご主人に教えてもらった技なのだとか。

「おろち」はいったいどんなふうに育っていくのでしょう。2020年ひょうたん栽培の後半戦、オクテな2苗の成長。期待しながら見守っていくことにいたしましょう!

(336日目∞ 8月20日)