蔓を傷つけないビニタイのくくり方とは

by 丸黄うりほ

▲いつも使っている15センチのビニタイ。

▲今までずっと「ひとくくり」にしていたんですが……。

▲ビニタイメーカー推奨の「8の字くくり」。

▲種苗会社ウェブサイトの「8の字くくり」。

 

みなさんはビニタイをご存知でしょうか?パンなんかの結束によく使われているワイヤー入りの紐。園芸用もあって、好きな長さにカットできるものや、一定の長さに切り揃えたものなどがあります。私はずっとビニタイのビニはビニールのことだと思っていたのですが、そうではなくて植物の蔓という意味の「 VINY 」から来ているのだそうです。タイは、結ぶという意味の英語ですね。

このビニタイ、ひょうたんの蔓の誘導にとても便利です。紐や洗濯バサミを使って誘導してもいいのですが、ビニタイは蔓が太くなってきたときに緩めるのも簡単だし、おすすめですよー!と、275日目(5月22日)の日記で、私はうれしそうに書きました。

ところが、その写真を見た花形文化通信の編集長から「8の字くくりにしなくていいのか?」というメールをもらったのです。

2枚目の写真を見てください。これは275日目の日記でアップした写真です。蔓と支柱を「ひとくくり」にしています。私は10年以上ひょうたん栽培をしてきて、何の疑問も抱かずにこのくくり方で通してきました。このくくり方をすると、気をつけないと蔓が成長したときにビニタイが食い込むのですが、一応気をつけてきたせいか?特に障害は起きなかったのです。

しかし、「8の字くくり」を知ってしまうと、今までの自分が無知であったことがじわじわと分かってきました。そうです、「8の字くくり」のほうが植物にとっていいに決まっています。

そこで「8の字くくり」のやり方についてネットで調べてみました。すると、それにも二種類のくくり方があることがわかったのです。

3枚目の写真を見てください。これは某ビニタイメーカー推奨のくくり方です。支柱側にビニタイを回して、そこで1回ひねる。それから蔓のほうにまわして、もう1回ひねってとめる。この方法だと、蔓が成長したときに少しゆるめてやるのが簡単です。

つぎに4枚目の写真を見てください。これは某種苗メーカーのウェブサイトにあったものです。蔓側にビニタイを回し、そのままひねらずに支柱に渡して、支柱の外側でひねってとめています。これだと蔓を傷つけませんし、輪にゆとりがあるので成長してもこのままで大丈夫そうです。

なるほど、ビニタイのくくり方ひとつにもノウハウがあったんですね。知らないでいたら一生そのままだったかもしれません。8の形をした実がなるひょうたんとしては、「8の字」というネーミングにも惹かれますし、私もこれからは「8の字くくり」でいこうと思います。

(279日目∞ 5月28日)