南丹市立文化博物館「ヒョウタン展」に行ってきました!
by 丸黄うりほ

①南丹市立文化博物館にやってきました!

②「ヒョウタン展」フライヤー。9月18日から10月12日まで

③初日には、湯浅浩史先生もご来場

④展示品はすべて湯浅浩史先生のコレクション

⑤左「大瓢エース」と右「大丸夕顔(大王)」のハイブリッドが中央の「大滴雑種」

⑥全日本愛瓢会の会員作品。すごすぎて絶句

⑦韓国の壁掛け。ほかにも世界のひょうたん工芸品が並ぶ

⑧園部の旅館「かいちや」の壁。ひょうたん装飾が!
もしかしたら、ついにひょうたんブームがやってきたの!?
というのも。先週の「ひょうたん日記」で、神奈川県鎌倉市の大船フラワーセンターで開催中の「ヒョウタン展」(9月27日まで)のことをお伝えしたばかりなのに、京都府の南丹市立文化博物館でも「ヒョウタン展」が9月18日からスタートしたのです!
南丹市といえば、今年の全日本愛瓢会の全国大会が6月に行われたところ。京都第一支部長の中川圭一さんは、「南丹・瓢箪・愛丹会」の主催者で、大の愛瓢家として知られている人。元南丹市長、元園部町議会議員でもあります。今回の展覧会は、亀岡市・南丹市・京丹波市で同日から開催中の「京都丹波みどりの里まつり」のイベントの一つとして、南丹市長の西村好高さんが企画されたのだとか。
というわけで、オープニングの9月18日にさっそく行ってまいりました。植物学者の湯浅浩史先生も来ておられ、先週は鎌倉、今週は南丹でご挨拶できるという幸運にあずかりました。
南丹市立文化博物館「ヒョウタン展」の展示品は、すべて湯浅先生のコレクションから選ばれたもの。テーマは「多様性と芸術」。許可を得て、お写真も撮影させていただくことができました。
最初のコーナーには、高さ1メートルを超える「大瓢エース」と、胴回りが1メートルを超える「大丸夕顔(大王)」、そしてその2品種をかけあわせて生まれたしずく型の大ひょうたん「大滴雑種」が展示されています(写真⑤)。
その上部には「ヒョウタンの意外性」というパネルが展示され、ひょうたんが世界最古の栽培植物であり、日本でも一万年以上前から利用されていること。果実の最大と最小の差は数万倍となり、同一種としては動植物の中で最も差異が大きいこと。果実・種子の形が多様であること。250もの用途があることなどが書かれ、極小サイズの「豆ひょうたん」や3メートルを超える「長ひょうたん」も展示。かけあわせによって、どのような形の雑種が生まれるのかも写真展示されていました。
もう最初のこの部分だけで、初めてひょうたんに触れた人は頭がいっぱいになり、びっくりされると思います。
続く展示の半分以上は、ひょうたん芸術をクローズアップ。全日本愛瓢会の会員のみなさんが丹精込めて作り上げられた作品がずらり並びます。写真⑥左の「扁壺」は、ひょうたんを厚い板に挟んで栽培し、漆と象嵌で飾ったもの。右の「三つ編みねじれ柱」はロングハンドルディッパーのハンドル部分を三つ編みにしながら育てたものが使われています。ここまでくるとレベルが高すぎて呆気にとられるしかありません。
世界のひょうたん工芸品、民芸品も展示されていました。写真⑦は韓国の壁掛け。二つ割りにしたひょうたんの形がとても面白く、さまざまな技法で彩られた物語や花の絵がずっと見ていても飽きません。
このほか、マラカスやチェケレなどの楽器、石灰入れや鼻煙壺やパイプ、油葫蘆など、あらゆる地域の多様なひょうたん工芸品が満遍なくセレクトされていました。
2000点を超えるという湯浅先生のひょうたんコレクションを、ぎゅっと凝縮して、ダイジェストで見せていただいた感じです。この展覧会は10月12日まで開催。詳細は南丹市の公式インスタグラムにも公開されています。秋の行楽シーズン、ぜひおでかけくださいね!
最後におまけです。湯浅先生がお泊まりになっていた宿の外壁に「ひょうたんの飾りがあったよ」(写真⑧)と教えてくださったので、中川さんが車で案内してくださいました。旅館の名は「かいちや」。JR園部駅から徒歩10分の立地にあり、レトロな雰囲気が素敵でした。今度、南丹に行くことがあったら私もここに泊まろうと心に決めました。
(1486日目∞ 9月24日)
※次回1487日目の丸黄うりほ「ひょうたん日記」は、9月30日(水)にアップします。



