第48回全日本愛瓢会展示会①兵庫県神河町にて開催

by 丸黄うりほ

①会場の最寄駅は、JR播但線の終着駅、寺前駅

②町のあちこちに「全日本ひょうたん展」のノボリが

③「第48回全日本愛瓢会展示会」会場の「揚羽ホール」

④法螺貝の音で開会式スタート

⑤本物の法螺貝でした。ひょうたん笛ではありません。

⑥赤い法被の背中に、ひょうたんマークが

⑦赤いベストの背中にも、ひょうたんマークが

⑧この辺りは福本藩の陣屋だったらしい

6月8日、私は兵庫県神崎郡神河町という山間部の町に行ってまいりました。なんと、この小さな町で2日間に渡って「第48回全日本愛瓢会総会・展示会 兵庫県神河町大会」が開催されたのです! きょうから4日間は、みなさまにそのレポートをお届けしたいと思います。ぜひ続けて読んでくださいね。

神河町は、大阪府の隣の兵庫県とはいえ、一度も行ったことのない町でした。JRの時刻表を調べると、大阪駅から3時間以上もかかる!私は朝3時半に起きて、5時台の電車に乗り、8時半ごろに播但線の終着駅である寺前駅に着きました。(写真①)

最寄駅の寺前駅から会場の「揚羽ホール」までは、さらに歩いて40分……。どうしたものかと考えていたら、花形文化通信の塚村編集長が車で駅まで迎えにきてくださるとのこと。私が全日本愛瓢会に入会したことは1月6日の「ひょうたん日記」に書きましたが、その後すぐ塚村さんも入会したのでした。とはいえ、塚村さんも奈良県から自家用車での長旅でした。

駅前は人通りが少なく、「本当にここでいいのよね?」と思うくらいでしたが、町のあちこちに赤いノボリが立っていました。そのノボリには「全日本ひょうたん展」という染め抜きが! (写真②)

約10分で「揚羽ホール」に到着。ホール前にはすでにたくさんの人が集まっていました。どうやら9時からここで開会式が行われるようです。(写真③)

ホール横の椅子には胸章リボンを付けた男性たちが並んで座り、その後ろには揃いの赤い法被姿の男性たちが立っておられます。法被の人たちが手にしているのは、なんと……法螺貝です!(写真④⑤)

ぶぉぉぉぉぉぉ〜ん!

静かな山間の町に、出陣式を思わせる法螺貝の音が響き渡りました!

続いて全日本愛瓢会兵庫県支部の支部長である大中政實さんが開会の辞を述べられました。本来、神河町での総会は2020年(令和2年)に予定されていましたが、世界中で蔓延したコロナ禍のために、2021年、2022年と連続3年も延期になってしまいました。3度ものキャンセルを越えて、ようやく今年総会が開催される運びとなったのです。その苦労と喜びが、大中さんの言葉にはあらわれていました。

その次に挨拶をされたのは、今年3月に新しく全日本愛瓢会の会長に就任された、井村裕治さんです。続いて神河町の町長や地元の政治家も挨拶をされ、このイベントが全日本愛瓢会だけでなく、開催地の神河町にとっても大きな行事であるということが伝わってきました。

開会式に立ち会っておられたみなさんの中には、法螺貝の人々と同じ赤い法被を着た方も多くいらっしゃいました。法被の表には「全日本愛瓢会 兵庫県支部」の文字。そして、背中には「ひょうご愛瓢会」という文字と、全日本愛瓢会ロゴのひょうたんマークが染め抜かれています(写真⑥)。さらに、赤いベストを着た人たちの背中にも、全日本愛瓢会のマークが! ひょうたんが!(写真⑦)

いやー、もう私などはこれだけでアガってしまいます。

「揚羽ホール」の入り口には、この辺りに福本藩の陣屋があったことが書かれてていました。また、生野鉱山に続く「銀の馬車道」があったことも記されていました。

そんな歴史ある町での「第48回全日本愛瓢会展示会」。さあ、いよいよホールの中へ入ります!

(1002日目∞ 6月20日)

*明日に続きます