月日は百代の過客にして、行きかふちくわもまた旅人なり

 by児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

こじまは京都のカルチャーセンターで、テルミンの講座を担当しています。
レッスンが終わった夕方、いつも京都の街をのんびり散歩しながら帰るのですが、受講生の方が弾いておられた曲が頭の中に回っていることが多く、鼻歌を歌いながらそぞろ歩いています。
その日は受講生のおひとりが、『ハナミズキ』という曲を演奏されていました。
「君と好きな人が 百年続きますように」という歌詞が印象的なヒット曲です。

歌いながら三条通を歩いておりましたら、ちくわの製造をやめてしまわれた京都「はま一」さんのこと(ちくわ以外のねりものは百貨店やスーパーで変わらず展開中!)、
寺町の商店街を通るたびに立ち寄っていた「茨木屋」さんのこと、
思い出してしんみり……。
好きなちくわとの蜜月が百年続きますように、って祈りながら、京阪三条の駅にほど近い明治屋さんに立ち寄ったんです。
そしたらなんと!
お店の入り口にある冷蔵ケース1台まるごと、鈴廣さんの商品で埋め尽くされているではないですか!!
鈴廣さんの商品は継続して扱っておられるのですが、こんなボリュームで展開されているとはびっくり。小躍りしながら、やっぱりこちらを購入。わさびをちょっとつけて、あっさりおいしくいただきました。

月日は百代の過客にして、行きかふちくわもまた旅人なり。の、きょうのねりもの。大寅さんの〈うおしゅうまい〉
えへへ。ぜいたくしちゃいました。
ぷりぷりふわふわのすりみに、チーズやえびなどの具がアクセントになっています。皮もつるんときめ細かくて、食べ応えあるけどしつこくなくて、とてもおいしいです。

普通にレンジであっためて食べたんですけどね。あとでサイトを見たら、揚げるとかおでんに入れるとか、そんなんおいしいにきまってるやん……!というアレンジが紹介されていて、うわーんそれやりたかった!と半泣きです……。また買いにいけば、いいんですけどね。