半泣きで売り場をあとに……そこでなんと!

by児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

のんびりしすぎな性格のせいか、単に要領が悪いのか、とにかく「あとちょっとで間に合わない」ことが多いんです。
行きたかった映画や展覧会も、気づいたら「ついこないだ終わりました」ってことばかりですし、
電車に乗ろうと、余裕を見せつつ階段を登っていると、目の前でドアが閉まり呆然とするのはしょっちゅうです。

で、きょうはすてきな先輩ミュージシャンがライブするよとお誘いくださったので、京都は四条までお出かけ。
ライブの前に高島屋さんに寄って、はま一(はまいち)さんの〈京の焼きちくわ〉を買っていこうと、うきうき売り場に行きましたら、
ないんです。

香ばしくてとってもおいしい、はま一さんの〈京の焼きちくわ〉。
天ぷらもしんじょうもたくさん並んでいるのに、ちくわだけがない……。
おかしいな?売り切れかな?とはま一さんのサイト(https://kyokamaboko.co.jp/1268/)を見てみたら、

「『京の焼きちくわ』を5/31をもって終売させていただきます。」

とあります。
え、どういうこと???

「理由としまして、ちくわ製造機械の老朽化に伴い、今後安定した供給をお約束できないかもしれないという思いから決断させていただきました。」

そんな……。
5/31って、ついこのあいだ……。
新しいちくわ機械を導入なさらないということは、はま一さんの商品ラインナップの中では、そんなに売れてなかったってことだとは思いますが、
それにしてもしょんぼりです。
もうちょっと早くサイトを見ていれば、もう一度食べられたかもしれないのに……。

ちくわの妖精はこじまを見捨てるのですか……と半泣きで売り場をあとにしたこじま。
ライブハウスへ向かうためにエスカレーターで地上へ……そこでなんと!催事のコーナーに、小田原 鈴廣かまぼこさんの〈百年ちくわ〉があるではないですか!!!

しかも箱入り!個包装のちくわが4本入っています。

2本入りのものしか見たことなかったので、素敵なデザインの箱入り、いつか買いたいなあと思ってたんです。
まさか京都で出会えるなんて。やっほー!
無事機嫌よくライブを楽しみ、百年ちくわとともに京阪電車に揺られて帰宅しました。ちくわの妖精、なかなかやるじゃん。