粕汁のベストタイミングはいったいいつなのだ

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

12月もなかばになって、街はクリスマスムード一色。
こじまもささやかですが、クリスマスを迎える準備をしました。いただいたアドベントカレンダーをぽちぽち開けながら、まあクリスマスだからってサンタさんは来ないけどね、と思ってたんですが。
なんと。
来たんです、サンタさん。ちょっと早いけど。

こじまが、ずーっと欲しいな……と思ってた本があるんです。amazonで新品(1,260円)の2倍の値段がついた中古があるけど、新品は手に入らないみたい……。
それが最近、電子ですが660円で再販されるようになりました。これは嬉しい、手元の本を読み終わったら買って読みましょう、と思ってたら!
今、クーポン割引で198円になってました!
うれしくて小躍りしながら早速購入して、読み始めています。

柴 真著 『水産ねり製品入門』日本食糧新聞社 ebookへ

紀文のサイト「練りものの起源」などで、ねりものの起源として紹介されている、類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)(国立国会図書館デジタルコレクションはこちら)に掲載されているかまぼこの絵、なんかへんてこりんな形だな?と思っていたけど、この『水産ねり製品入門』を読んで疑問氷解。イラストがとっても見やすくなって、かまぼこにささった串に紙を巻いて持ちやすくしている様子もはっきりわかります(亀足というそう)。

狩野晴川 模「類聚雑要抄(模本)第1巻」永久三年七月関白右大臣殿東三条移御より抜粋「東京国立博物館 研究情報アーカイブズ」より。

内容は盛りだくさんで、「魚体の死後変化」とか「地域別ねりもの原料特性」とか、他のご本ではなかなか見られない日本語なのではないかしら。ちくわ食べながらゆっくり読もうっと。

いよいよ師走らしい寒さですね……あったまるきょうのちくわ。

ちくわたっぷり粕汁です。今年も無事シーズンインしました。
粕汁をいただくたびに、「おつゆ部分は煮返した翌日のほうがとろみも増しておいしいが、具のちくわや鮭がすかすかになって初日のほうがおいしかった……と悩む問題」にさいなまれています。粕汁のベストタイミングはいったいいつなのだ。