河出書房新社
米スミソニアン誌、英ニュー・サイエンティスト誌年間ベストブック選出。英国フィナンシャル・タイムズ紙、米国ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー誌など、海外メディアが絶賛する名著が日本上陸!




株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、ニコラ・トゥイリー著/小坂恵理訳『冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命』(税込定価3,498円)を、2026年8月26日に刊行します。


今年7月、日本国内では、システム障害により一部のコールドチェーン(低温物流)がストップし、食品供給に大規模な影響が出たことが大きなニュースになりました。

冷蔵・冷凍保存された食品が国内外からやってきて、スーパーやコンビニやネット通販を通じて、私たちの家庭の冷蔵庫に保管される――。今ではあまりにも当たり前のことになっていますが、それは世界を根本から変え、支えているテクノロジーなのです。

新刊『冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命』は、この「冷蔵・冷凍」というイノベーションの全貌を解き明かす、ほぼ唯一の本と言えます。
本書で解説される事例は、家庭用・業務用冷蔵庫から、輸送に使われる冷蔵・冷凍トラックやコンテナ、グローバル企業の巨大倉庫まで、多岐にわたります。読書後は、私たちの食生活は地球規模のネットワークに支えられていて、私たちの味覚やカルチャーまでも変えるほど、コールドチェーンが大きな影響力を持っていることに驚くことでしょう。

また、天然氷から、機械式の保存、家庭用冷蔵庫にいたるまで、冷蔵・冷凍技術の発展をいかにパイオニアたちは活用し、ビジネスチャンスに生かしたかも語られており、現代のビジネスパーソンにとっても学ぶところの多い1冊だと言えます。

●カット野菜の袋には驚きの技術が
●投資に役立つ「冷蔵庫の中身」調査
●寿司ブームは意外なきっかけから
●冷凍肉が国家独立の引き金に
(目次より)


本書目次を一覧しただけでも、「冷蔵・冷凍」をめぐる興味深いエピソードが満載。海外メディアや著名人が絶賛するビジネス教養の名著でありながら、明日誰かに話したくなるような親しみやすいテーマが充実の新刊『冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命』の発売にぜひご注目ください!


●海外メディア・著名人から、絶賛の声が続々!

米スミソニアン誌・英ニュー・サイエンティスト誌年間ベストブック選出

英国フィナンシャル・タイムズ紙
「親しみやすく、情報が豊富で、夢中になって読み進められる文体。しかも、変化への欲求を静かにずっとかき立ててくれる本だ」

米国ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー誌
「この本を読むのは自己責任で。スーパーでの買い物は以前とは同じものにならないだろう」

エリザベス・コルバート (ピューリッツァー賞受賞者〈2015年/ノンフィクション部門〉)
「食に対するあなたの見方を永遠に変えてしまう1冊」


●『冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命』目次

第1章 人工雪氷圏にようこそ
人工の冬/食べ物や飲み物の歴史のなかで最も重要な発明/アメリカで最も危険な仕事/寒さの臭い/寒さが健康におよぼす影響/マイナス五〇℉でも快適さを保証する/見えない場所で働く

第2章 寒さを征服する
I 腐敗の進行を止める
魔法みたいなシステム/実は高度な技術/冷たくないと何が起きるか/何千年もの食の歴史を覆す
II 氷を収穫する
贅沢な楽しみから生活必需品へ/高価で信頼性に乏しく、はかない存在/世界初の低温貯蔵ビジネス
III 寒さ製造機

第3章 あらゆる肉がたどる道
I 肉の価値
革命家にして倹約家/都市は肉不足/牛肉に永遠の命を/冷蔵車両で国を横断/機械式冷却で大西洋を横断/冷凍肉が国家独立の引き金に
II 化学で生活を改善する
「この饗宴で供されたもののなかに、採れたてのものはいっさいなかった」/冷凍恐怖症/認識を逆転させた化学者
III 筋肉が食肉になるとき
新鮮すぎる牛肉/七面鳥を柔らかくする方法/熟成させる技術/牛に支配された惑星

第4章 タイムマシンの内側
I 眠り姫たち
死を遅らせる/リンゴの寿命を二倍に/すべての季節をリンゴの旬に/リンゴは規格品に成り下がった/カット野菜の袋には驚きの技術が
II 神託のバナナ
エチレンの発見/バナナが世界を征服する/注目されない奇跡
III 将来の価値
世界最大の果汁貯蔵施設/ブランドになったオレンジ果汁/金融商品になったオレンジ果汁/束の間の勝利

第5章 第三の極地
I サーモキングに会う
名もなきヒーロー/鉄道からトラックへ/寿司ブームは意外なきっかけから
II リーファーに夢中
冷蔵・冷凍コンテナの誕生/冒険の舞台は船上のラボ/リーファー革命の後で
III 新しい北極を構築する
地下の冷たい帝国/パレットとフォークリフト/ウォルマートはなぜ安いのか/世界的なコールドラッシュ/冷凍餃子で億万長者に/中国のコールドチェーンは過熱状態/「あれは食べ物ではない」

第6章 限られる恩恵
I 冷やす箱
冷蔵庫を見せてくれたら、あなたが本当はどんな人物なのか教えよう/電気冷蔵庫が家庭も都市も変えた/観音開きの冷蔵庫はなぜ人気になったのか
II 鮮度の保証つき
モノがあふれかえった冷蔵庫/食品を保存するための家電が、大量の廃棄物を生み出している/食べ物を冷蔵庫から救う
III 冷たい食感
「残り物」の誕生/失われたトマトの美味しさを求めて/投資に役立つ「冷蔵庫の中身」調査
IV 低温保存と栄養
冷蔵・冷凍によって私たちは健康になったのか/冷蔵・冷凍のおかげでアメリカ人の背が高くなった/恩恵と損失/冷蔵・冷凍と微生物

第7章 岐路に立つ冷蔵・冷凍
I 冷蔵・冷凍の未来
コールドチェーンが存在しない国で/食料の廃棄は死活問題/国際開発の現実/革新的なテクノロジー/温室効果ガスの排出/冷蔵・冷凍でのリープフロッグ
II 未来は冷蔵・冷凍が必要ではないかもしれない
保存する新しい方法/コーティングして保存する/凍傷にかかったフードシステム

エピローグ メルトダウン

謝辞
参考資料
索引




●著者 


ニコラ・トゥイリー (C)Rebecca Fishman

ニコラ・トゥイリー(Nicola Twilley)
イギリス出身、アメリカ在住のジャーナリスト。著書に、Until Proven Safe: The History and Future of Quarantine(共著)。食を科学と歴史の視点から探究する人気ポッドキャスト「Gastropod(ガストロポッド)」の共同ホストを務める。ザ・ニューヨーカー誌やWIRED誌などに寄稿。本書の原書Frostbiteは米国のジェームズ・ビアード賞リテラリー・ライティング部門(2025年)をはじめ、数々の権威ある賞を獲得し、高い評価を得ている。

小坂恵理(こさか・えり)
翻訳家。J・ヴィンセント『計測の科学』(築地書館)、D・コイル『経済学オンチのための現代経済学講義』(筑摩書房)、A・アグラワルほか『AI経済の勝者』(早川書房)、P・アッティア、B・ギフォード『OUTLIVE 人はどこまで生きられるのか』(NHK出版)など訳書多数。

●新刊情報



書名:冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命
著者:ニコラ・トゥイリー著 / 小坂恵理訳
仕様:四六判/並製/440ページ
発売日:2026年8月26日
税込定価: 3,498円(本体3,180円)
ISBN:978-4-309-23204-1
装幀:松田行正
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309232041/

※電子書籍は2026年内に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。



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