1978年に阿木譲氏が立ち上げたインディーレーベル「Vanity Records」。レコードやカセットテープで発表されたもの、未発表のものまで含めたほとんどの音源が、2020年4月から12月にかけて、約40年ぶりに正式な形で再発されました。それに伴い今年7月23日に発売されたのが、『vanity records』(きょうRECORDS刊)という本です。これはB5版で480ページもある分厚い本で、さらにCD2枚がついています。「花形文化通信」では、この本の5人の著者のうちの2人、嘉ノ海幹彦さんと東瀬戸悟さんにお話を聞きました。今なぜ「Vanity Records」のほぼすべての音源が再発されることになったのか。「Vanity Records」のアーティストや、その作品群の世界的な評価の高さとは。レーベルの創始者であり、その母体である雑誌『ロック・マガジン』の編集長でもあった阿木譲とはどういう人物だったのか。伝説というにはまだ生々しい、驚くようなエピソードが満載です。6回連続でお送りします。(丸黄うりほ)

向かって左から東瀬戸悟、嘉ノ海幹彦。フォーエバーレコーズ難波店で(2021年7月21日)

『ロック・マガジン』元編集者・嘉ノ海さんと、「Vanity Records」CD化再発に深く関わった東瀬戸さん

——手にとってみてもずっしりと重い、この『vanity records』という本は、監修者が版元でもある「きょうRECORDS」の中村泰之さんで、そのほかに著者が5人いらっしゃいます。お話をしていただくのは、そのうちのお二人、嘉ノ海幹彦さんと東瀬戸悟さんです。嘉ノ海さんはもともと『ロック・マガジン』の編集者でいらしたのですね?

嘉ノ海幹彦さん(以下、嘉ノ海) はい。私は「Vanity Recordsというレーベルが活動していた時代に『ロック・マガジン』の編集に関わっていました。この本では、その概要を紹介する文章を書いたのと、「Vanity Recordsからリリースしている10名のミュージシャンに対するインタビューを行いました。で、最後に明橋大二君という、その時期の『ロック・マガジン』の編集者で、「Vanity Recordsにも関わってきた人物のインタビューをとっています。明橋君はいま精神科医をしていて、ミュージシャンではないのですが。

——嘉ノ海さんが『ロック・マガジン』の編集に関わってらしたのは、いつからいつまでですか?

嘉ノ海 1979年から81年です。途中で何回か抜けてますけど(笑)

——「Vanity Recordsからの最初のリリース作品として、LPレコードの、DADA『浄』が出たのが78年となっています。このときはもう編集部にいらしたんですか?

嘉ノ海 いや、まだいないですね。私がかかわり出したのは3枚目のアーント・サリー『Aunt Sally』が出た後ですから、4枚目のLPレコード、TOLERANCEの『Anonym』の頃からですね。

——「Vanity Recordsは数年間とても活発なリリースラッシュがあって、最後の作品が出たのがいつになるんでしょうか?

東瀬戸悟さん(以下、東瀬戸) 81年ですね。結局3年間か。最後はカセットのリリース。ソノシートが毎号『ロック・マガジン』の付録にあったのですが、それにも番号はついている。

嘉ノ海 ソノシートの最後がホルガー・シューカイで82年の1月号ですね。

東瀬戸 ほぼ81年まで。1月号ということは81年の末に出てるはずだから。

——そしたら「Vanity Recordsの実際の活動期は1978年からの3年間ということになりますね。そして、嘉ノ海さんはその時代ずっと関わってらしたことになる。

嘉ノ海 そうですね。今はもう亡くなっていたりとか、連絡つかなくなっているミュージシャンもいるんですが。当時LPを作った人にはほぼ会っていますね。

——東瀬戸さんはこの本とどのように関わられたのかを教えてください。

東瀬戸 もともと「Vanity RecordsのCD化再発が始まったときに、最初に僕が概要説明を書いたんです。それが2019年から20年にかけてで、順次「きょうRECORDSのウェブサイトに上がっていったんですね。それは各作品の説明文で、この本の中でいうと、4人のクロスレビュー的になっているところなんですが、まずそこを最初に僕が書いた。

——第1章の「Vanity Review」ですね。

東瀬戸 僕は「Vanity Recordsの作品をリアルタイムで見てきたし、レコ屋の人間だから作品内容は熟知しているつもりです。今まで何回も「Vanity Recordsのアルバムについていわゆる商品説明的なことを書いてきました。それが僕の普段の仕事だからね。そのあと、嘉ノ海さんと平山悠君には僕から依頼し、よろすずさんは中村さんのほうから依頼して、それぞれの視点でレビューを書いてもらったんです。たとえば平山悠君や、よろすずさんは若い世代、別の世代の視点で書いてもらえたと思う。なるほどこういう見方もあると。このページに関しては僕は完全に情報、概要説明に徹しているんです。

それと、241ページからの「阿木譲とVanityですね。この文章を今年の頭に、ほぼCDの再発が出揃ったときに改めて総括しておくために書いた。

——東瀬戸さんは当時から作品を聴いてらしたし、レコード店「FOREVER RECORDS」におつとめだから内容はよく知ってらした。そして、2020年のCD再発を機会にがっつりと関わられたということですね。

東瀬戸 2020年の再発のときの調整であったりとかは中村さんと僕の二人でしました。というのはこの本にも書いてあるけど、2011年に阿木さんが一度、「Vanity Recordsの音源を再発しようとボックスを作ったことがあるんですが、そのときは各アーティストに許可を取らなかったので、当然もめてお蔵入りになっちゃった。で、2018年に阿木さんが亡くなった後で、僕と中村さんでもう一回それぞれのアーティストに連絡を取って許可をもらった。ですから、いま連絡がついている人たちに関しては原盤権もマスター・テープもアーティストに戻っているんです。あがた森魚さんも、佐藤薫さん(R.N.A.Organism)も、藤本由紀夫さん(Normal Brain)も、アーント・サリーも、今はちゃんとアーティストに権利が戻っています。だから、僕は制作にはいっぱい関わっていますけど、この本の執筆時にはそんなに何かしたわけではない。

——監修の中村泰之さんについても、お二人から情報をいただいておきたいのですけども。

東瀬戸 中村さんは、「きょうRECORDSの代表です。中村さんからまず、今回「Vanity Recordsのこの音源を出すので文章をくださいと頼まれました。ウェブサイトにそれらの文章が一通り出揃ったあとで各アーティストインタビューも載せた。それは嘉ノ海さんが書いた。本としてまとめようというのは全部が出揃ってからで、じゃあこれ本にしようかということになった。

嘉ノ海 本を出すことになったのは今年になってからですよ。

東瀬戸 まず作品を聴ける状態にしようということで、それを順番に出していって、順番に作品説明なりアーティストインタビューなりがあがっていって最後にこれが出た。そういう意味では中村さんが監修ですね。

『vanity records』きょうRECORDS, 2021年(B5版、CD 2枚付)※8月31日まではFOREVER RECORDSと全国のDISK UNIONでのみ販売。9月以降Amazonなどでも取り扱い予定。

 

阿木さんは2011年まで「Vanity Records」再発を一切考えていなかった

——経緯をおさらいすると、「Vanity Recordsの音源は1978年から81年に録音されたものだけども、それが2011年までは阿木さんのもとで眠っていた。そして、2011年に阿木さんが再発しようとするも、そのボックスはいったんお蔵入りになった。そして、2020年に再編集され、アーティストの承認を得た上で再発された、と。

東瀬戸 アーント・サリーとあがた森魚さんはアーティストサイドの希望が強かったので、2011年以前にも再発されてたりはしましたけど、それ以外の人の作品はずっと宙に浮いているという状態でした。「Vanity Recordsは海外からの人気がすごく高くて、そのフィードバックで国内での価格も上がっていた。たとえばアーティストが出したいといっても阿木さんが原盤権もっているので、それでずっと出せない状況だった。

——原盤権を持っていた阿木さんは、その間に再発を考えなかったんですか?

東瀬戸 だから、そういう人じゃなかったから。

嘉ノ海 基本的に阿木さんって人は、『ロック・マガジン』を見てもわかるように……。この雑誌は1976年創刊なんですが、最後の号が出たのは何年かな?

東瀬戸 『ロック・マガジン』という名前では84年かな。

嘉ノ海 その8年余りのあいだにいろんな形で出ているんですけど、判型なんかも時期により全部違うんですよね。

——ここに用意していただいたバックナンバーを見ると、同じ雑誌とは思えないくらいいろんな判型やデザインで、まちまちですね。

嘉ノ海 僕らがやっていたころも本を流通させる取次店に行ったりすると、すごく怒られたっていうか、「君ら本気で売る気あるの?って言われましたね。要するに「雑誌って大きさも枠組みも決まっているから今月も出てるねってわかるし、お客さんも手にとりやすいのに、わざわざこうやって判型変えたら本屋さんもどこにおいたらいいかわからない」って言われたんです。でも、阿木さんは作ったものにこだわっていたら先に行けないと言う。音楽でも考え方でも要するにどんどん先に行きたいんです。最先端なもの、いちばん流行っているもの、それが音楽だけじゃなくて、ファッションとかに対してもそういう思いがあって。だから作ってしまったらそれを再発したいとか、そういう発想はもともとない。

東瀬戸 「自分が作ったものにいつまでもこだわっていると前に行けない」。これ、常に本人が言ってたことなのね。だから「Vanity Recordsにしろ『ロック・マガジン』にしろ全部通過点なんですよ。で、それをあとで振り返るっていうことを、どっちかというと嫌うぐらいの人でしたよね。「Vanity Recordsっていうのは阿木さんにしたらニュー・ウエイブとかロックの時代の仕事。そのあと阿木さんの興味はテクノとかジャズのほうへ行ったから。それは自分がそのとき興味あるものにがっと入り込むからで、その間は自分が過去にやったものには興味がない。再発オファーされても知らん、と。

——外国で値段上がっていますよ、と聞いても?

東瀬戸 うん。でもそれは自慢はするんですよ(笑)。僕はこんなことしてたんだっていう自慢はするんだけど、そこでオファーが来ても返事すらしない。ずっとそういうスタンスだった。

——はぁ……。それが2011年にいきなり再発しようっていうことになったのは、どういう風の吹きまわしだったんですか?

東瀬戸 それは単に中村さんが現れて、スポンサーになってくれたから。

嘉ノ海 中村さんがお金出したんですよね。

東瀬戸 阿木さんは、再発するんだったら「Vanity Recordsという総体で見て欲しいと常々言ってた。個々のアーティストの作品というよりもね。だから出すんだったら全部再発しないとダメって言ってたんですね。それで中村さんがスポンサーになってくれて、いったん11枚組のボックス『Vanity Box』を作るんです。

嘉ノ海 2011年に作ったのは、それと2枚組『Musik』と6枚組『Vanity Tapes』の3種類ですね。もうプレスもできてた。

11枚組ボックス『Vanity Box』2011年制作。きょうRECORDS

2枚組『Musik』2011年制作。きょうRECORDS

6枚組『Vanity Tapes』2011年制作。きょうRECORDS

——当時、中村さんは阿木さんとどういう関係だったんですか?

東瀬戸 中村さんはもともと「ファンタンラトゥールっていうインディー・レーベルをやってた人で、ヴィオラ・リネア、サロンキティ、BCレモンズなんかを80年代に出してましたね。だから当然そのころから『ロック・マガジン』の読者でもあるし。

——中村さんはミュージシャンではなくてレーベルを主催していた人なんですか?

嘉ノ海 そうですね。

東瀬戸 中村さんが現在運営している「スタジオワープはレコードレーベルじゃなくて出版ですね。アイドルの写真集とか、声優系のね。「きょうRECORDS」はその傘下ということになりますね。

嘉ノ海 だから、中村さんは書籍コードを取るとかは、普通に仕事でやってるからね。売り方も知っているし。

——それで、2011年にボックスを出したいっていうのは阿木さんのほうから出たんでしょうか?

東瀬戸 いや、中村さんのほうから出たんじゃないかな……。あ、そうか。『Vanity Box』の前に、中村さんのところで作ったのは『a sign paris-ozaka-tokyo』だ。当時、阿木さんはnu things Jajoukaというクラブを経営していたんですが……。

——nu thingsは何度も移転していますよね。本町、心斎橋、桜川……。

東瀬戸 そうなんです(笑)、移動がすごいんですよ。事務所の引越しもすごかったし。家もしょっちゅう引っ越すし。お店もしょっちゅう引っ越す。だから本の判型が変わるっていうのと同じなんですよ。

——気分転換なんですか?

嘉ノ海 気分転換とかではなくて、それぞれのフェーズが変わったときに決着つけてるんです。人間関係も、僕らみたいな編集にかかわる人間もいっぱい変わったりするし。決着つけていくためにリセットする。事務所も、いきなり田舎に行くこともあるし、心斎橋の真ん中のこともあるし。それで、事務所が変わるタイミングで本の判型も変わっているんですよね。千駄ヶ谷にあった東京の事務所を引き上げた時も、判型変えてるし。だから自分なりに決着つけてるんだと思うんですよ。それこそね、もともと歌謡曲歌手としてデビューして、喧嘩売って。

東瀬戸 1年でやめて(笑)。

嘉ノ海 そこからヒッピーコミューンに関わったりとか、アパレルやったりとか。

東瀬戸 アパレルの時に結構儲けて、『ロック・マガジン』の制作資金みたいなのができるんですよ。

——そういう方なんですね。

11枚組『Vanity Box』など3セットを作ったものの、お蔵入りに……

東瀬戸 話を戻すと、阿木さんは2011年くらいにnu things Jajoukaに出ていた若手のミュージシャンたちを集めて、もういちど「Vanity Records的な自分のレーベルを、その時に集まっているミュージシャンたちで作ろうって考えたんです。それで、中村さんの「スタジオワープ」内に「remodel」というレーベルを立ち上げて、『a sign paris-ozaka-tokyo』っていうコンピCDを作った。

嘉ノ海 ちなみに今回出たこの本『vanity records』にはCDが2枚ついているんですけど、1枚は1978年から81年の間に録音された「Vanity Records」音源のサンプル。もう1枚は2011年ごろにnu things Jajoukaに出ていたミュージシャンのJunya Tokudaが作った作品です。素材としてTOLERANCEの音を使っているんですが、リミックスではなくリメイクなんです。

東瀬戸 (資料を見ながら)「Vanity Records」が終わった後、1987年にパーフェクトボディコントロール(PBC)っていうアーティストの12インチを1枚だけ出しているね。これはね、谷崎テトラと、ジャン・ピエール・テンシン、松蔭浩之、吉田ヤスシです。

——松蔭浩之さんと吉田ヤスシさんといえば、昆蟲同盟ソラリスじゃないんですか?

東瀬戸 二人が昆蟲同盟ソラリスの前にやっていたんです。レーベル名は「ノイプロダクト」で、阿木プロデュース。「Vanity Recordsは自腹でやってたけど、このへん以降はそれぞれスポンサーがいたりするんですよね。「ノイプロダクト」は西尾友里さんがスポンサーです。この時から阿木さんはスポンサーがいないと出さなくなった。自分では金を出していない。

その次に出たのは阿木さんがジャズに凝ってるときで、2001年です。これはアーティストの辰己哲也さん本人がお金を出したんです。「パーソネイジ」というレーベルでした。

つまり、「Vanity Recordsの後、阿木さんは87年に「ノイプロダクトで1枚出し、その次は2001年「パーソネイジで2枚出した。その次が2011年で、「remodelから『a sign paris-ozaka-tokyo』というコンピを出した。それが中村さんの「スタジオワープ」から初めて出た音源になりますね。

——じゃあ、中村さんと阿木さんのつきあいっていうのは比較的最近なんですね。

東瀬戸 「remodel」では、このあともう1枚スペインの「セマンティカっていうレーベルのコンピを作って、そのあと2012年に出たのがモーマスのCDとDVDのセット。当時、モーマスは大阪に住んでたからね。その間に、11枚組の『Vanity Box』、2枚組『Musik』、6枚組『Vanity Tapes』の3セットを作ったんです。それが2019年までずっとお蔵入りになって塩漬けにされていた。

——それは、さっきもお話に出ましたけど、阿木さんがアーティストに連絡をせずに作ってしまったからなんですね?

東瀬戸 そう。阿木さんは原盤権は自分がもっているからアーティストに連絡などしなくていいと思っていた。それはメジャーではわりとそうなんですよ。レコード会社が原盤権をもっている。ただ、「Vanity Recordsというのはインディーの世界でしょ? もともと契約書すらない、口約束、それすらないような世界です。だからこそ、ちゃんと連絡しないと義理を欠くわけだけども、そんなことは気にしない人だったから(笑)。で、そのまま作って、出すってウェブで発表したら、やっぱりミュージシャン側から反発が来た。連絡つく人たちからはほぼ全員から。何も言ってこなかったのはDADAとあがた森魚さんだけです。DADAの小西健司さんはたぶん興味がなかった。あがたさんはメジャーにいた人なので、慣例として版権がレコード会社にあるとどうこうできないという考え方だった。でも他の人たちからは全員反発が来た。録音当時でもちゃんとしてもらってないのに、いきなりこれは何なんだ?って。

——で、さすがの阿木さんもそれには逆らえなかったと。

東瀬戸 いや、それでもまだ阿木さんは大丈夫だって言ってたんですよ。でもスポンサーの中村さんとしては……。

嘉ノ海 中村さんとしてはそれはおかしいでしょうって、ミュージシャンの側についたんですよね。

東瀬戸 ということで、中村さんは泣く泣くひっこめたんです。

——このボックスはどのくらいプレスされてたんですか?

東瀬戸 500セット、400セット、300セットかな。

——その塩漬けにされたCDは、その後は中村さんがもってらしたんですか?

東瀬戸 そう。いったん引き取って倉庫に眠ったままになりましたね。で、そのときに阿木さんと中村さんは決裂した。中村さんとしてはすごい損害ですよ。

——そりゃそうですよね!お金出して作るだけ作って。

東瀬戸 商品の現物を見たら、これは金かかっただろうって思う。とても豪華で凝った作りなんですよね。

——塩漬けにするくらいなら、ミュージシャンにきちんと謝って許可をもらって……ってことに普通はなると思うけれど。

東瀬戸 いやもう、阿木さんはそういう人だから。それなら「なしだ!」ってことになったんです(笑)。

(続く)

『vanity records』

監修 中村泰之
著者 平山悠 能勢伊勢雄 嘉ノ海幹彦 東瀬戸悟 よろすず
発行元 きょうRECORDS
発売元 株式会社スタジオワープ
価格 3750円(税込)
B5版、CD 2枚付き

※7月23日発売、8月31日まではFOREVER RECORDSと全国のDISK UNIONでのみ販売。9月以降はAmazonなどでも取り扱い予定。

 

 

【5CD】Vanity Box I【阿木譲/R.N.A.Organism / BGM / Sympathy Nervous / Sab / 7″singles】8,800円 ※詳しくはこちらFOREVER RECORDS

【5CD】Vanity Box II【阿木譲/アーント・サリー/DADA/あがた森魚/ノーマル・ブレイン/R.N.A. Organism:未発表音源】8,800円 ※詳しくはこちらFOREVER RECORDS