90年代前半、「リカちゃんハウス」を思わせるインスタレーションや宝塚の書き割り風の作品などで注目を集めた西山美なコの、平面作品を中心にした展覧会が、Yoshimi Arts(ヨシミ・アーツ)=大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル3階=で開催。11月18日まで。

〝日本の独特な奇形〟ともいえる少女文化を前面に出した立体作品とインスタレーション、街に飛び出したアートプロジェクトの仕掛けなどで、90年代の前半に注目を浴びた、西山美なコ。90年後半からは、砂糖や卵白といったお菓子の材料を用いて作った王冠やバラなど、儚く壊れやすい作品を制作し始める。

キラキラの少女漫画も宝塚歌劇も〝和製の洋菓子〟のように、日本で独自に華開いた文化。90年代の前半と後半の作品を、断片的ながら同空間に並べた展示からは、西山作品に内在する一貫したテーマが読み取れそうだ。

開廊は午前11時~午後7時。日曜は午後5時まで。月・火曜休廊。

27日は午後4時から「ギャラリートーク」が行われる。無料・予約不要・先着約30名。
篠原資明(高松市美術館館長・京都大学名誉教授)× 西山美なコ
モデレーター:原久子(大阪電気通信大学教授・アートプロデューサー)

詳細はYoshimi Artsのwebサイトで。