「南島系編集者で文筆家の三枝克之さんです」と紹介されていた三枝さん。あ、ミエダさんですよ。サエグサさんではありません。

なんで南島系かというと、沖縄在住でここのところはよく台湾に出かけていて、沖縄と台湾を行ったり来たりしているから。で、日本と台湾の共同出版で『沖縄×台湾 衣食住行記〜“チュラネシア”ボーダレス旅行ノート〜』というのを、執筆中だそうです。「チュラネシア」は三枝さんの造語で、美ら島(ちゅらしま)からきています。あれ、去年同じ場所でお会いした時もその本、執筆中だったような。

同じ場所とは、それは阪神百貨店の8階催場、「阪神の台湾フェス2020」の会場です。

阪神の台湾フェスは大人気イベント!でも、新型ウィルスのせいで今年は中止か?と思っていたけど、やってます! 出店数が減ったり、時間が短縮になったりしていますが、にぎにぎしい雰囲気で。あ、にぎにぎしいのは雰囲気だけで、さすがに人は少ないです。

三枝さんは大学の後輩で、初めてお会いしたのは、賀茂川にかかる橋の上だったか(鴨川より上流で、高野川ではなかったように思う)堤防だったかでした。それは、私の同級生が撮ってた8mm映画の撮影現場で、二人ともお手伝いにかり出されていたのでした。
卒業後はソニーに入って、音楽ビデオの制作をしていたようです。宮沢りえちゃんとかね。その頃のことはよく知りません。あ、そしてそんなことはすっかり忘れて、こんなコマまわしの映像撮らせてもらって、お恥ずかしい。

本の仕事は『空の名前』がミリオンセラーに。昨年の秋には『時の名前』が出たのでした。そして、万葉集の『恋ノウタ』は編集じゃなくて著書。なんと大学時代の8mm映画の監督が万葉集の本を一緒に書いています。

だんだん南へ南へ行く三枝さん。コマは、お花のちょうど真ん中で回っています。

by 塚村真美