ひょうたんマークの「千房」焼きそば
by 丸黄うりほ
先週の「ひょうたん日記」では、なんば千日前通にある〈串かつ ひょうたん〉と、裏なんばの〈HYOTAN STAND〉のレポートを書きました。あの界隈は大阪の中でも観光客に人気のあるスポット。いかにも大阪らしい有名店のほかに、お土産屋さんもいくつかあります。
そのうちの一軒に入ってみると……、じゃーん!ひょうたんマークのついた商品を、ひょうたんアイがさっそく発見!(写真①)
それは、お好み焼きの有名店「千房」の一連の商品でした。金色ラベルにひょうたんマークのお好み焼ソース。銀色ラベルにひょうたんマークの焼きそばソース。
さらに、レトルトの牛すじこんにゃくと、焼そばセットのパッケージにもひょうたんマークがついていました。なぜかお好み焼セットには同じマークがなかったのですが。
最初、私は金銀のお好み焼ソースと焼そばソースに惹かれて手に取りました。しかし、どちらもボトルサイズが大きすぎて使い切る自信がない。同じ通りに「千房」の本店があるので、そちらにも行って小さいボトルを置いてないか聞いてみたのですが、ソースはワンサイズとのこと。
そこで、焼そばセットを購入することにしました。パッケージには黒くて形のいいひょうたんのなかに、勘亭流文字で「千房」。インパクトのある、とても良いマークですね!(写真②) ひょうたんマークは、箱の表だけでなく、左右の側面(写真③)にもついていました。
焼そばセットは二人前で、中太生麺と焼きそばソースが2つずつ入っていました(写真④)。箱の裏に作り方が書いてあるので、これを見れば私でも作れるかな?
というわけで、湯を沸かして生麺をゆで、その間にキャベツとタマネギを切りました。具材を炒め、そこに湯切りした麺を入れて炒め、全体にソースをからめれば出来上がり。彩りにネギと紅ショウガを添えてみました(写真⑤)。
ソースは少し甘めでコクがあり、麺はしっかりとしたコシが感じられました。柔らかすぎないので、麺を食べているという満足感があります。さすが有名ブランドの焼きそばです!
ところで、「千房」さんは、なぜひょうたんマークを採用しているのでしょう?ウェブサイトを調べてみると、社名の「千房」は大阪城を築いた豊臣秀吉の馬印に、房になった千成ひょうたんが描かれていたことに由来すると書かれていました。
「千成ひょうたんの房」=「千房」というわけですね!
ひょうたんデザインやサインの由来を探っていくと、豊臣秀吉の馬印からというパターンはかなり多いです。
いろいろなひょうたんデザインを由来別に分類してみると面白いかもしれませんね。
(944日目∞ 3月9日)