お疲れ様でした!2022年の千成「ネルウァ」

by 丸黄うりほ

①千成ひょうたん「ネルウァ」の実、乾燥完了!

②まるっこくてコロコロした実が多い

③ほとんどが表面すべすべ。シミのあるのも味わい深い

④「自立する」子が多いのも特徴!

⑤水浸けで割れた実と、自然乾燥させた実

2月16日の「ひょうたん日記」で、水浸けが終わり、干し始めたことを報告していた千成ひょうたん「ネルウァ」の実たち。

すっかり乾いて、「素ひょうたん」としての加工がついに完了しました。

これで、タネまきから始まった2022年のひょうたん栽培と加工の全行程が終了です!お疲れ様でした「ネルウァ」!そして、育て主の私!

「ネルウァ」は、たった一苗でこれだけたくさんの実をつけてくれました。写真①は全部で98個あります。

あまりにも数が多かったので、収穫後の手間が大変だということを強調しすぎた嫌いがありますが、全部が終わった今は素直にうれしいです。

「ネルウァ」の実は、ご覧の通りまるっこくて太っちょで、コロコロした形のものが多いです。大きさは13センチから7センチ。

皮の厚い、しっかりしたものが大半で、薄いものは少ないです。指で弾いてみると、薄いのはよく響き、厚いのは木を叩いているような音がします。笛を作るには薄いほうが向いているのですが、マラカスや打楽器を作るには厚いほうが向いています。

表面にシミや虫食い跡の残ったものもありますが、それも比較的少なめで、ほとんどはマットですべすべに仕上がりました。

そして、ここが重要なので強調しておきますと、圧倒的に上を向いて「自立する」子が多い!(写真④)

ひょうたんが立つと、モノとしての存在感が5割増しくらいにになるのですよね。机の上に置いて眺めつつ、ときどき手のひらの上でころがしてやると、なんだか心が落ち着いてくるんです。これって、ひょうたんのヒーリング効果?

さて。この「ひょうたん日記」をずっとお読みくださっているみなさんは、「ネルウァの実って100個超えだったんじゃないの?」と思われたのではないでしょうか。

写真⑤の左に写っている3個は、水浸けの途中で割れてしまったもの。右の4個は、水浸けで崩壊しそうだったので自然乾燥にしたもの。この7個を加えると105個になります。

この不完全な実たちも、なかなかの可愛さです。うまく工夫すればアクセサリーや、何かの道具として使えるんじゃないかなと考え中です。

(942日目∞ 3月7日)