達磨作りの火種がぷすぷすと…ひょうたんダブルダルマ!

by 奥田亮

最高気温が-5度。最低気温が-13度

軒下のIPUも完全に雪に埋まってしまいました。

雪の下ひょうたんをつくります。

ひょうたんダブルダルマ。なぜかピンク。

先週は寒波が来るとのことで、全国的に雪が降りましたね。当然このあたりもしっかり降ってくれまして、お陰で雪掻きにいい汗をかきました。普段降らないところは大変だったと思いますが、こちらでは雪の量としてはまあ例年通りという感じ。ただ風が強く吹雪いたのと、ずっと雪のない天気が続いたあと一気にドカっと降ったので、雪掻きも余計な負荷がかかりました。

それよりも、こたえたのは気温の低さ。1月25日は、最高気温が-5度、最低気温が-8度、26日は、最低気温が-13度。さすがに家の中でストーブを焚いていても、底冷えがして帽子とマフラーを巻いて過ごしました。

そういえば放置している IPUはどうなったかなと見に行ったら、軒下にあったにもかかわらず、吹雪で完全に雪に埋まっておりました。ああそうだ、雪の下ひょうたんをするなら今じゃないですか。寒くて冷たくて面倒臭いけど、やりますか。2つのIPUを庭のしっかり雪が積もっている場所に持っていき、穴を掘って中に埋め込みました。これで春まで埋まっていてくれたら、りっぱな雪の下ひょうたんになることと思います。それがどういう効果をもたらすのかはわかりませんが。

さて、新年早々もう一つの課題がありました。先週お伝えした達磨買い忘れ事件です。達磨のお焚き上げの係をやっていたにもかかわらず、肝心の自分の家用の達磨を買いそびれてしまったのでした。今年は達磨なしで仕方ないかと思っていたら、原稿を読んだ「花形文化通信」の塚村編集長と「ひょうたん日記」の丸黄うりほさんから、「ひょうたんで作ればいいじゃないの」とご提案をいただいたのです。なーるほど。てなわけで作ろうとは思ったのですが、そのまま時間だけがたっていったのでした。

そうしたらなんと、達磨が向こうからやって来てくれたのです。先日、とあるお寺の住職と副住職が仕事の打ち合わせのために来てくださった時、達磨をお持ちくださったのです。小さな達磨ですが、目のところに梵字が書かれています。遠慮なく頂戴し、早速お店に飾りました。ありがとうございます!

ということで、ひょうたんで達磨を作る必要はなくなったのですが、なんとなく心の中に達磨作りの火種がぷすぷすとくすぶっていたので、結局作ることにしました。ころあいの大きさの千成ひょうたん(一昨年とある方からいただいたもの)にポスカで達磨を描いていきます。愛用している達磨スピーカーを見ながら描いたのですが、まずくびれの下に顔を描いたので、くびれの上をどうすべきかわからなくなってしまいました。福禄寿みたいにするのもありなのですが、いっそ上にも顔を描いてしまえとダブルダルマが誕生! ひょうたんダブルダルマ! これ、かなり縁起がよさそうじではありませんか! 来年の達磨市で露天をだそうかしら。でれろん。

(917日目∞ 1月30日)