幸せな1年のスタートはひょうたんから始まる!(その1∞初詣)
by 丸黄うりほ
松の内はまだまだ正月気分♡というわけで、1月7日に「新春ひょうたんショウ 瓢箪山稲荷神社初詣ライブ」というイベントを行いました。
主催は、東大阪市の瓢箪山が地元のヒョータニスト、フェイ・ターンさん。会場は、瓢箪山稲荷神社の鳥居前にある「夜喫茶アルカ」さん。出演はフェイ・ターンさんご自身と、私たちヒョウタン総合研究所の2組です。
この企画、もともとは昨年8月の8のつく日に「ひょうたんの日」のイベントを「夜喫茶アルカ」さんでさせてもらったのがきっかけで、「今度は正月に。初詣とライブをセットにして、お客様に福をもらっていただけたら最高じゃない?」という思いから始まりました。
私は、ひょうたん活動に関する祈願を毎年1月にここでさせていただくことに決めており、そのおかげで昨年自宅で栽培した千成ひょうたんも大豊作でした。そんなわけで、ぜひみなさんもこちらにご案内できたらいいなと思っていたのです。
さて。この日、近鉄電車の瓢箪山駅を降りるとすぐの踏切沿いに、瓢箪山稲荷神社の初詣の案内板が出ていました。初詣ご参加のお客様たちは、そこから南へ歩いて数分の「夜喫茶アルカ」前に集合。
お店のちょうど前に建つ鳥居横にも、きらりと光る金色の大ひょうたんを描いた案内板が(写真②)。ヒョウタン総合研究所所員3名が引率を担当し、一行は神社の境内へと向かいました。
神社の入り口にある手水舎も、社務所の玄関も、正月飾りで華やかに整えられています。手水舎の浮き彫りも、社務所にかけられたシンボルマークも、もちろんひょうたんです。境内を歩いているだけで、とにかく目に入ってくるのは、ひょうたん、ひょうたん。いったいここにはいくつのひょうたんがあるのでしょうか。もうそれだけで気分が上がってきます! (写真③④)
この神社については「ひょうたん日記」で何度も書いてはいるのですが、簡単に説明しておきますと……。
瓢箪山稲荷神社は、こんもりとしたひょうたん型の古墳の上に建っています。瓢箪山というのは、もともとは古墳のことだったのです。本殿は北側の円墳である狐塚にあり、南側の円墳は鬼塚と呼ばれています。お稲荷さんなので主祭神はウカノミタマなのですが、塚の上にはたくさんの神様が祀られていて、芸能の神様も、学問の神様も、水商売の神様もおられる。
ひょうたんを栽培して、その実から楽器を作り、演奏するという私たちヒョウタン総合研究所にとっては、商売繁盛、農業から芸能までお護りいただける最強の神様なのであります。風水的には大阪城の巽(南東)を護る神社であり、大阪の人にとっても忘れてはいけない存在。また、辻占の総本社でもあり、恋愛成就を願う人にも厚く信仰されています。
一行は本殿からお参りし、塚の周囲に祀られているたくさんの神様に手を合わせ、思い思いの願い事をしました。(写真⑤⑥⑦)
「今年も良い年になりますように」
「どうぞ、今年もひょうたん活動をお見守りください」
私自身はそんな願い事をいたしました。
お参りのあとは、社務所へ。ひょうたん好きにとってたまらないのが、こちらのご利益グッズの数々です。本物ひょうたんでできた吊るすタイプのお護りを始め、布製や木製のひょうたん型のお護りなど種類が豊富。みなさん、「これもひょうたんだ!」「かわいい!」と感激しながら、福や吉を授与していただいておられましたよ。(写真⑧)
私は「辻占」を引かせていただきました。「辻占」は、やきぬき、おみくじ、あぶりだしの三枚組になっていて、この神社でしか見かけたことのない珍しい占い。これを年始に引かせていただくのが、私の正月恒例の行事になっているのです。