ひょうたんなバースデープレゼント

by 丸黄うりほ

①ヨルダン料理店「七つの丘」でいただいた珍しい味

②ラム肉ミートボール、酸味のきいたゴマソースが美味しかった!

③ひょうたんのハンコをいただきました♡

④「吉日」という縁起のいい文字が彫られています

⑤「PLATZ BAL 音楽と酒と食」フライヤー

⑥ガラスの冷酒器「瓢徳利」をいただきました♡

⑦ゆるっとしたくびれが超絶かわいい

なんとなくそわそわとして、気分が落ち着かない12月。「師走」と書くとさらにその忙しそうな雰囲気は強まります。この時期のプレゼントといえば包装紙もクリスマス仕様。そんな時期に生まれてしまった私、丸黄うりほなのですが、誕生日を覚えてくださっている方がいらっしゃいました。

誕生日を覚えてくださっているだけでもうれしいのに、お祝いをしてくださったり、プレゼントをくださったり。さらには、それがひょうたん物件だったりしたときには、もう「うれしさ×3」で、天にものぼる気持ち。生まれてきてよかった……と素直に思えます。

深川製磁の絵付けワークショップに一緒に参加するなど(「ひょうたん日記」857日目)、日頃から親しくさせてもらっているデザイナーのIさんは、私が前から行きたいと言っていた、南森町のヨルダン料理のお店「七つの丘」に予約を入れてくださっていました。

アラビア料理のなかでも珍しいヨルダン料理の専門店で、今まで食べたことのない珍しいものをいただき、カルダモン風味のコーヒーにびっくりし、ベリーダンスのショーを見ました。料理はスパイシーでボリュームも満点。おなかいっぱいになり脳は完全リラックス。

そんなとき、Iさんが「ささやかなものですが」と言いながら差し出してくださった小さな巾着袋のなかには、ひょうたんのハンコが入っていました。

ちょっと首を傾げたかわいいひょうたん。白くて冷たいきれいな石でできていて、「吉日」という文字が刻まれています。よくぞ、こんな素敵なものをみつけてくださった……と思ったら、なんとIさんの手作り篆刻だと判明!

篆刻といえば、「ひょうたん日記」月曜日の奥田亮さんもお得意で、奥田さんとの最初の出会いはひょうたんではなく、ワークルーム主催の篆刻教室だったことなどをIさんに話すと、Iさんの書道の先生が奥田さんのことをご存知だったという話につながり、なんとその先生が「ひょうたん日記」を読んでくださっていることもわかって、本当にひょうたんは人と人をつないでくれるなぁと、またまた感激……。忘れられない一夜になりました。

その翌日。神戸地下鉄海岸線三宮駅直結の広場「三宮プラッツ」で、「PLATZ BAL 音楽と酒と食」というイベントが開催されました。老舗洋食店「グリル一平」や、手作りスイーツやホットワインを取り揃えた「カフェクニヲ」が出店し、テクノポップ愛好家の集まり「神戸テクミー」の面々が選曲した音楽を楽しんでもらうという和やかなDJパーティ。私も「DJきー???」として、その末席に連ならせていただきました。

冬にしては暖かな日で、応援にかけつけくださったお客様もたくさん。通りすがりの方も足を止めてくださって、すごくいい雰囲気。そのなかには、「ヒョウタン総合研究所」のライブによく来てくださっているKさんの姿もありました。

Kさんが私にくださったのはリカーショップ「YaMaYa」の包み。お酒かしら?と思って開けさせていただくと、なんと中から出てきたのは、ひょうたん型をしたガラスの冷酒徳利でした!

ゆるゆるとしたくびれ。注ぎやすそうな広めの口部。ボディの真ん中にくぼみがあり、そこに氷を入れておくと、お酒を薄めることなく冷やすことができるという優れもの。パーティなどの集まりで、ワインを飲むのにぴったりです!

Kさん、本当にありがとうございます。すでに心がほろよい気分です。

(890日目∞ 12月13日)