会いたかったよ、ひょうちゃん!(3)

by 丸黄うりほ

①これが「昔ながらのシウマイ冷感スポーツタオル」だ!

②左側には「昔ながらのシウマイ」のパッケージが

③真ん中には、30個入りのシウマイ写真が

④そして、右側にはひょうちゃん48面相が!

⑤15個入りのしょうゆ入れは「小」サイズ

⑥今回、私が買ったシウマイに入っていたのは、これと⑤

⑦全部で6個集まりましたが、まだまだ……

崎陽軒のひょうちゃんクローズアップ、3日目です。ここまで読んでくださった方はすでにお気づきになったかもしれませんね。昨日の「ひょうたん日記」で紹介した小皿やサブレやタオルの柄になっているひょうちゃんと、「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」に入っているしょうゆ入れのひょうちゃんは、顔のタッチが違うということに……。

そうなのです、崎陽軒のひょうちゃんには初代、二代目、三代目があるようなのです。

写真①をご覧ください。これが、私がいちばん欲しかったひょうちゃんグッズ。その名も「昔ながらのシウマイ冷感スポーツタオル」です!

素晴らしい柄!この柄を見ただけではタオルとはとても思えませんが、暑い時期に大活躍しそうなひんやり質感の機能的な大判タオルなのです。左側には「昔ながらのシウマイ」のパッケージが、中央には30個入りの中身が。そして、右側には、ひょうちゃん48種類全コレクションがプリントされていて、もうこの部分だけで嬉しすぎて踊り出しそう!(写真②③④)

実物のひょうちゃんしょうゆ入れは、シウマイ1箱に1個ずつしか入ってません。しかも、どの顔が入っているかわかりませんから、かなりの数のシウマイを買わないとコンプリートできません。

ちなみに、今回の神奈川県訪問の帰りに私が買った「昔ながらのシウマイ」2箱には、それぞれ写真⑤と⑥が入っていました。⑤のひょうちゃんが手にした紐にはバスのように見える乗り物がつながっていますね。この乗り物をひょうちゃんが必死で引っ張っているところなのかな? ⑥のひょうちゃんは「泰平」と書いたうちわを持って笑っていますね。

写真⑦は、現在私の手元に集まってきたひょうちゃんです。1段目の2個は去年3月、2段目の2個は今年7月に入手しました。この顔を並べ替えて4コマ漫画を作ろうと思っていたんですが、できないうちに6個になりました。まだまだコレクションとはとても言えない個数ですが、そのうちにお話が作れたら「ひょうたん日記」で発表いたしますね!

さてさて、上記にも書いたように、ひょうちゃんの顔には世代があるらしく、現在「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」に入っているひょうちゃんは初代なのだそうです。崎陽軒のウェブサイトによると、もともとのしょうゆ入れはひょうたん型をした白い容器だったそう。それに「顔を描いてあげよう」とおっしゃったのは、漫画家の横山隆一先生でした。いろは48文字にちなんで48種類。この初代ひょうちゃんが生まれたのが1955年です。

その後、1988年に原田治先生の絵柄による二代目ひょうちゃんが生まれます。このときはなんと、ひょうちゃんの絵柄が80種類、プリントカラーが4色、容器の大きさも大小2種類となり、全部で640種類もあったのだそう!

2003年には、横山隆一先生のひょうちゃんが復活。30個入りの大きいひょうちゃんと、15個入りの小さいひょうちゃんをあわせると96種類。その後、期間限定で柳原良平先生によるひょうちゃんが出たこともあったそうですが、今のところ「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」に入っているひょうちゃんは初代に落ち着いているようです。

そして、最近になってできたグッズたち。たとえば、昨日紹介した小皿や、サブレの箱、タオルなどにプリントされているひょうちゃんは、三代目ということになるのかと思います。ただ、崎陽軒のウェブサイトには三代目とは書かれていませんし、絵を描いた人の名前も発表されていません。

私の個人的な好みは、圧倒的に初代ひょうちゃんです。そんなわけで、「昔ながらのシウマイ冷感スポーツタオル」は家宝にしたいと思います。

(855日目∞ 10月21日)

 

※次回856日目は奥田亮「でれろん暮らし」、10月24日(月)にアップ。

857日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、10月25日(火)にアップします。