川崎のお菓子「福分ひょうたんサブレー」

by 丸黄うりほ

①「東照の川崎大師参拝記念」という看板が!

②東照川崎アゼリア店

③店頭でも「福分ひょうたんサブレー」がプッシュされていますね!

④「福分ひょうたんサブレー」6枚入りの箱

⑤箱の裏と横にもひょうたん。全部で六瓢

⑥箱を上から見たところも、ひょうたん的

⑦中袋も可愛いですね♡

⑧「施茶翁塚」のひょうたんにも似たキュートな形

昨日の続きです。川崎大師に行った時間が遅すぎて、参道で名物のくず餅を買うことはできなかったのですが、私は行く前から「川崎土産はこれ♡」と決めていたお菓子がありました。横浜市にお住いのKさんに教えてもらった、菓寮・東照(とうてる)の「福分ひょうたんサブレー」です。

東照の本店はJR川崎駅の近くにあり、川崎アゼリアというモール内にも店舗があることを事前に調べてありました。ところが、京急大師線川崎駅の構内に「東照の川崎大師参拝記念」という看板のかかった、昔のキオスクのような小さな売り場があり、なんとそこが東照の京急川崎駅店だったのです(写真①)。

探すまでもなく、あっさりと見つかってしまったそのお店で、私は「福分ひょうたんサブレー」を数箱買い求めました。

目当てのお土産が買えたのでそのまま横浜駅へ戻ってもよかったのですが、私は人生で初めて訪れた街・川崎を見てみたいという気持ちになって、駅周辺を数分間ぶらぶらと歩いてみました。それから東照川崎アゼリア店へも足を伸ばし、お店の方に声をかけて店舗の写真も撮らせていだたきました。ディスプレイのなかでも、「福分ひょうたんサブレー」は目立っていますね。お店がプッシュしていることが感じられます(写真②③)。

さて、大阪の自宅へ戻ってきた私は、さっそくパッケージを観察し、撮影を行いました。写真④は、6枚入りの箱。ひょうたんが二つ描かれています。箱の裏と横にもひょうたんが二つずつ描かれ、全部で六瓢(写真⑤)。打ち出の小槌シールが貼られた上面も、なんとなくひょうたん的なデザインです(写真⑥)。

箱の中にはサブレーが6枚。プレーン味とカカオ味が3枚ずつ入り、中袋にもひょうたんのイラストがありました(写真⑦)。

小袋から取り出して、サブレーをお皿の上においてみました。ちょっとお尻を左にねじったポーズは、川崎大師・平間寺の境内に建っていた「施茶翁塚」のひょうたん型にも似た雰囲気です(写真⑧)。

可愛くて食べるのがもったいない。でも食べちゃうぞーというわけで、コーヒーを淹れていだきました。プレーンはさくさくとしたクセのない味。カカオはほんのり苦味も感じられて、やや大人向きに仕上がっています。

ところで、このサブレーがなぜ川崎大師参拝記念なのかというと、川崎大師が厄除けで有名なお寺であり、「ひょうたん三つで三拍子、ひょうたん六つで無病息災」という縁起の良さから「福を分ける」ということのようですね。

また、箱に封入されていた栞にも、京急川崎駅店の看板にも但し書きがありましたが、よく似た形の「だるまさぶれ」というものがあり、こちらは川崎大師に納品されていて一般には非売品のようです。そんなだるまさんの福を分けていただくという意味も兼ねてのひょうたんなのかもしれません。

栞によると、菓寮・東照の店舗は横浜市に1店、そのほかはすべて川崎市内にあるようです。川崎を訪れる予定のある方は、ぜひこのサブレーを求めて福を分けてもらってくださいね♡

(850日目∞ 10月14日)

※次回851日目は奥田亮「でれろん暮らし」、10月17日(月)にアップ。

852日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、10月18日(火)にアップします。