翔太郎も浅尾拓也もヒーローだ!
by 丸黄うりほ
8月23日の「ひょうたん日記」で、大切なひょうたんが野生のサルに襲われたと報告したばかりの三重県いなべ市のヒョータニスト、ふじっこさん。
なんと、今度はひょうたんがほぼ全枯れという衝撃的な報告がありました……。
サルの被害があったのは、ふじっこさんの自宅から離れた畑で栽培中の大瓢エースの「翔太郎」と大ひょうたん「フィリップ」でした。「フィリップ」の実はそのときに食いちぎられてしまったけれど、「翔太郎」の実はかじられただけにとどまり、畑の近くで野良として栽培中の百成「スカル」たち4苗や、自宅の庭で栽培中の百成「アクセル」と「エターナル」、プランター栽培の百成「亜樹子」は無事だったので、不幸中の幸いだったと思っていたのです。ところが、その後、それまで元気だった庭植えのひょうたんたちが……。
写真①と②は、隣に植えられていたためほぼ一体化していた「アクセル」と「エターナル」です。緑色をしているのはひょうたんが蔓を巻きつけていた山茶花の葉で、この写真が撮られた日(8月27日)には、ひょうたんの葉はすべて茶色くなってすっかり枯れてしまっています。
写真③は百成「亜樹子」です。こちらも完全に枯れています。写真④の左に写っている2つは落ちてしまった「アクセル」の実で、右端がサルに食いちぎられた「フィリップ」の実だそうです。
庭植えのひょうたんたちが全枯れしてしまっても、まだ畑があるし、と思ったのですが、なんと畑の「フィリップ」も全枯れ……。さらには、「スカル」4苗までもがほぼ同じ時期に全枯れ……。なんということでしょう。
ひょうたんの実は受粉してから完熟するのに約60日かかるといわれていますので、その期間は栽培を継続している必要があります。途中で枯れてしまうと完熟に至らない場合も多いのですが、ふじっこさんはとりあえず残された実たちを、9月末くらいまで蔓にぶら下げておくことにしたそうです。私としては、その方法でうまくいきますようにと願うばかりです。
それにしても、庭のひょうたんたちはまったく順調そうだったのに、なぜ突然枯れてしまったのか。おそらく病気が発生し、伝染したのでしょう。しかし、そんななかでも大瓢エースの「翔太郎」だけは生き延びてくれたようです。
写真⑤をご覧ください!これは9月3日の「翔太郎」の様子です。まだ葉は青々と茂り、花が咲いているのも見えますね。そして、写真⑥は、受粉した雌花です。このサイズだと実になれるかどうかはまだわかりませんが、うまくいってほしいですね!
ふじっこさんによると、「翔太郎」はとても元気で、雌花の付きもいいそうですから、きっとこれからまだ頑張ってくれるに違いありません。枯れてしまった仲間たちのためにも、仮面ライダー・ダブル「翔太郎」には、最後までヒーローとして活躍してほしい!
さて、最後は写真⑦をご覧ください。こちらは、全ヒョータニストのアンカーである、千葉県の虎爪さんが栽培中の千成ひょうたん「浅尾拓也」です。私は野球無知で知らなかったのですが(すみません)、浅尾拓也って中日ドラゴンズにいた投手で、現在は二軍コーチをしている人なんだそうですね。イケメンかつ実力派ということで、こちらも「翔太郎」に負けないヒーローです。
ひょうたんの「浅尾拓也」も、かなりの遅植えだったのにも関わらず、ご覧の通り元気そう。先日、親蔓の摘芯もすませたそうです。もう9月ではあるけど、まだ気温は結構高いし、ぜひ実をつけるまで頑張ってほしい。
フレーフレー!「翔太郎」!!
ファイトー!「浅尾拓也」!!
(827日目∞ 9月8日)