ひょうたん成長期!ヒョータニストさんの庭から

by 丸黄うりほ

①中野由紀昌さんの「風神」の雄花(左)と「雷神」の雌花

②手前が「風神」、奥が「雷神」。かっこいい名前です!

③光澤大志さんのひょうたんはがっしり。

④「フレイムハウス」美佐子さんの千成は孫蔓成長中!

⑤杉浦こずえさんの千成「ラッキー」

⑥こちらは兄弟苗の「クッキー」。どちらも元気そう!

⑦ふじっこさんの大瓢エース「翔太郎」(手前)と大ひょうたん「フィリップ」

⑧フェイ・ターンさんの千成たち。どんどん結実!

⑨森野ゆかりさんのUFO「スネイプ」(右)

さて、今日は全国のヒョータニストさんたちから届いたお写真を紹介していきましょう! 6月のひょうたんはガンガン大きくなりますから、こちらもガンガン行きますよ!

写真①は、福岡市の「Edit Office瓢箪座」中野由紀昌さんのベランダです。6月21日の夕方に初めての花が咲きました。さらに22日は雄花と雌花が両方咲いてランデブー成立!雄花を咲かせたのは、写真②の手前の株で「風神」と命名。雌花を咲かせたのは「雷神」と命名された奥の株だそうです。どちらも、ひょうたん界のエリート・糸島の「カラヴィンカ農園」出身のひょうたんだけあって、葉もすごくきれいだし、これからどんどん花を咲かせてくれそうですね!

写真③も「カラヴィンカ農園」出身のひょうたん苗で、熊本市の光澤大志さんの庭(6月19日)の様子です。蔓が伸びてきたのでネットを張りました。中野さんと同じ苗を同じ時期に定植したのに、環境によってこれだけ蔓や葉の感じが違ってくるんですね。水や肥料を与えていないそうですが、がっしりワイルドな感じに育っています。

変わって、写真④は、我が家で作った千成ひょうたんの苗を引き取ってくださった、大阪市・北浜のカフェバー「フレイムハウス」美佐子さんのベランダです(6月23日)。親蔓の摘心どころか、子蔓の摘心もすんで、早くも孫蔓の時代に入ったそうですよ。今年のひょうたんは摘心を早くすませて、コンパクトに育てようという計画なのだとか。もう少しで花も咲くかな?

写真⑤と⑥は、杉浦こずえさんが愛知県安城市の庭に植えてくださった千成ひょうたん(6月17日)。この苗たちも我が家で作った苗だったんですが、ふたつとも最後に芽を出した、ちょっと弱々しいみそっかすだったんですよね。ところが、どうでしょう!いきいきと元気に育っているではないですか!ちなみに、杉浦さんが大阪のマンションで育ててくださっている苗は「ロッキー」、写真⑤は「ラッキー」、⑥は「クッキー」というお名前も頂戴したようです。ひょうたん苗にペットのように名前をつけてやりますと、つけないよりも元気に育ちます(当社比)。三兄弟、頑張ってね!

変わって、写真⑦にまいりましょう。こちらは三重県いなべ市のふじっこさんの畑です。養老のひょうたんマエストロ「安田ひょうたん店」出身の大瓢エース「翔太郎」(手前)と、大ひょうたん「フィリップ」は、どちらもこんなに大きく育っています(6月19日)。庭で栽培中の百成「アクセル」も、ふじっこさんがタネから作った百成たちも、順調に大きくなっているようです。花もちらほら咲いているようなので、結実ももうすぐでしょう。

そして写真⑧は、東大阪市・瓢箪山のフェイ・ターンさんの鉢植え千成ひょうたんです(6月21日)。こちらも名門・天王寺の「赤松種苗」出身だけあって勢いじゅうぶん、どんどん結実しています。フェイ・ターンさん宅で苗作りをした畑の大ひょうたん(百成)にも、花の季節が訪れているよう。奥手のイプ苗や、再播種したUFO苗はこれからですね。

さて、最後(写真⑨)は久しぶりに登場、奈良市の森野ゆかりさん宅のようすです。5月にこの日記で森野さんの苗作りのようすを紹介していたのですが、その苗たちはしばらくして枯れてしまったのだそうです。おそらく原因は連作障害。そこで、森野さんは新しい土を使ってあらためて播種。今度はうまくいきました。いきいきとした葉をつけた右の苗に「スネイプ」という名前をつけてやり、先日定植したそうです(写真は6月16日撮影)。今年のひょうたん栽培は、この「スネイプ」1つに集中して頑張りたいとのこと。

フェイ・ターンさんの再播種したUFOが、今年のヒョータニストさんのひょうたんのアンカーかと思っていましたが、まだ「スネイプ」がいたんですね。そして、じつはまだその後追いがいたんです……。その苗については、また改めてお伝えしますね!

(774日目∞ 6月23日)