広がるひょうたん!ヒョータニストさんの栽培拝見
by 丸黄うりほ
先週金曜日の「ひょうたん日記」で、自分の手元に最後まで残った3ポットの千成ひょうたん苗について書きましたが……
じゃーん!おめでとう!全員もらい手がつきました!
引き取ってくださったのは、大阪市浪速区在住の杉浦こずえさんです。杉浦さんは、「掃除機ギター」や「音を奏でるキウイフルーツ」など、なんでも楽器にして演奏しちゃう自作楽器のアーティスト。ひょうたん栽培は初めてということですが、1苗はご自宅のベランダで、2苗は愛知県安城市のご実家の庭で栽培していただけることになりました!ありがとうございます!
写真①は杉浦さんのベランダに定植してもらった苗で、②では中央に写っています。この苗は、発芽そのものは遅かったのですが、今年我が家で作った10苗のうち一番葉が大きくて勢いを感じる苗でした。それに反して、②でプランターの端っこに置いてある2苗は、発芽も成長も遅くて、いわばみそっかす。この出来では引き取り手がなくても仕方ないかなと半分あきらめかけていたのですが、写真③のように安城市のご自宅に無事定植してもらいました。右の苗はちょっとくったりしているけど、数日すればきっと持ち直すでしょう。
3苗とも元気に育って実をつけてくれたらいいなぁ。そうしたら、きっと杉浦さんがおまえたちを何かの楽器にしてくれると思います!
さて、次は愛知県から熊本県に飛びます。写真④をご覧ください。
こちらは熊本市の光澤大志さんのひょうたんです。6月1日の日記でも書きましたがこの苗は福岡県糸島市の「カラヴィンカ農園」出身で、品種は不明(おそらく、大ひょうたんだと思いますが)。なので、とりあえずカラヴィンカひょうたんとしておきます。驚いたことに、光澤さんはカラヴィンカの龍石修さんのアドバイスに従い、「この苗に水も肥料もあげてない」のだそう! ええっ?それなのにすくすくと育っているのだそうです。どういうこと?
写真を見る限り、そんなに丈は伸びていませんが、緑色のつやつやはしっかり保たれています。地植えだから雨だけで育つということなのでしょうか。それにしてもカラヴィンカさんの苗はすごい。驚かされることばかりです。光澤さんの今後の報告も注視していきたいと思います。
続いて写真⑤は東大阪市・瓢箪山のフェイ・ターンさんの千成ひょうたんです。6月9日の日記で開花報告をしていましたが、ついに第1号が結実しました。どうやら子蔓についた実のようです。フェイ・ターンさんによると、蔓が自由に伸びすぎて、もはやどれがどの蔓かわからない状態になっているのだそう。写真⑥は、畑においたプランターの大ひょうたん(百成)です。こちらは親蔓の摘心を行いました。葉もきれいだし、とても元気に育っていますね!
きょうの日記に登場してくださった3ヒョータニストさんたちの住む九州、近畿、東海はすでに梅雨入り。ひょうたんの生育も天候にかなり左右されます。どのひょうたんも、どうか無事に雨季を乗り越えてくれますように!
(768日目∞ 6月15日)