「まちとしょテラソ」のひょうたん栽培始まる

by 奥田亮

笹久保伸さんのライブを開催(5月16日@スワロー亭)。撮影:中島敏子

図書館に定植するのは本葉が出た4つ。残りもとりあえず育てます。

図書館での様子。楽しくできました。

プチプチで行灯を作って苗を保護。草を敷いて草マルチに。

カッコ〜、カッコ〜。今年もカッコウが鳴き始めました。朝っぱらからそんな大きな声で鳴かなくてもいいんじゃないの? カッコウの別名は閑古鳥。どうりで田舎の古本屋にはよく響いてくれますよ。

そんなスワロー亭も、5月16日に開催したギタリスト笹久保伸さんのライブはおかげさまで満員御礼。椅子が足りなくて一部座布団席になり、お客様の足をしびれさせてしまいました。すみません。笹久保さんは、南米ペルーのギター奏法を現地で学び、現代曲や即興、オリジナル曲をガットギターで演奏する音楽家。30代後半にして、すでに30数枚のアルバムを発表しています。埼玉県秩父市を拠点に「秩父前衛派」として秩父の民俗や環境問題を取り上げた写真集や映画を制作する活動も展開しています。ここ数年はコロナ禍で人との接触が大きく制限された状況を逆手にとって、サックスのサム・ゲンデルや、ブラジルのマルチプレーヤー、アントニオ・ロウレイロなど、国内外の最先鋭のアーティストとリモートで楽曲を共作。完成度の高い作品を立て続けに発表して注目を集めています。

笹久保さんのスワロー亭でのライブは2020年の12月以来2度目。今回は最新アルバム『VENUS PENGUIN』のレコ発ライブツアーの一つとして来ていただきました。満員の会場にガットギター1本の繊細な音が響き、濃密な時間となりました。ツアーはこのあと6月まで続きます。各地の開催会場からは感動の声がSNSで伝えられています。お近くの方はぜひ。本当に素晴らしいです。(笹久保伸さんtwitterはこちら)

さてさて、町の図書館「まちとしょテラソ」のひょうたん栽培は、小学校の特別支援学級の児童たちといっしょにすることになりました。肝心の苗の成長はというと、なんとか本葉が1枚出たのが百成1、千成2、イプ1と計4つ。定植は5月20日。本当ならもう少し先、本葉が少なくとも3枚ぐらい出てからの方がいいとは思うのですが、農家のKさんに相談すると、苗のまわりに苗を保護すべく行灯を設えたらどうか、とアドバイスをいただき、予定通り定植することにしました。その他の苗もようやくやる気を出したのか、百成7つ、千成5つが発芽。まだ双葉も出ていない状態で、時期的にはギリギリですが、植えられる場所があれば植えたいですね。

20日は苗と行灯用のプチプチ(緩衝材)と支柱、見本として百成、千成、イプ、千成で作った笛やアクセサリーを持って図書館へ。プランターは古いリンゴの木箱です。ワイワイ言いながら4つを定植し、行灯を設置。さらに乾燥予防に土の上に草を敷きました。これからはみんなで水くれ当番と観察日記をつけていくそうです。観察日記といっても、今はタブレットを使っての撮影と記録。時代を感じますね。秋には実がたくさんなってくれればいいですね。どうなりますことやら、でれろん。

(751日目∞ 5月23日)