連休前、ひょうたんの生育状況は?

by 丸黄うりほ

①フェイ・ターンさん宅ではどんどん双葉が!

②巨大ポットを8つも用意!気合い入ってます!

③ヤマミーさん宅も順調に双葉が出ています

④ふじっこさん、今年はこの2品種に絞りました

⑤室内においた簡易温室で発芽を待っています

⑥昨年の長ひょうたんのこぼれ種が発芽!

⑦我が家のマランカ。まったく発芽しません(泣)

⑧育苗ヒーターマットというのを買ってみました

 4月から始まったひょうたんの季節。連休直前のきょうは、各地のヒョータニストさんの栽培状況をお知らせしておきましょうね。

4月15日の日記で栽培スタートをお知らせしていた東大阪市・瓢箪山のフェイ・ターンさん宅では、初めにUFOが発芽して双葉となり、続いて大ひょうたん、千成、イプも発芽して、きれいに育ってきています(写真①)。これだけでも相当数の苗ができそうなのに、フェイ・ターンさんは天王寺の赤松種苗でさらに千成の苗を買い足したのだそう。いったいどれだけたくさん栽培するつもりなのでしょうか?

広い庭や畑がある人はいいな……と羨ましく思っていたら、なんと今年はすべてプランターで栽培することに決めたのだとか。

そんなわけで届いたプランターが写真②です。これはすごい!

なんと100リットルの大プランター4個と、60リットルのプランター4個で、合計8個!これだけのプランターを置く場所があるというのがまた羨ましい。しかし、これは相当量の土が必要ですね。棚組みやネットもすごいことになりそう。このプランターを見るだけで、フェイ・ターンさんの気合いの入れ方、ひょうたん栽培への情熱が伝わってきます。今年は昨年以上の楽しい夏になることは間違いなさそうですね。

続いて写真③は、和泉市のヤマミーさん宅です。昨年栽培した百成と千成から採取したタネから双葉が育ってきています。今年もとても順調ですね。ひょうたんのほかに長夕顔も栽培されるということですから、こちらも昨年以上ににぎやかな庭になりそう。

三重県いなべ市のふじっこさんは、今年は「大瓢エース」と「大ひょうたん」の2品種にしぼって栽培することにしたそうです。「大ひょうたん」はいわゆる百成のことで普通種ですが、「大瓢エース」は1メートルとか、もしかしたらそれ以上に育つ超大型種。現在は発芽させるために室内に設置した簡易温室で見守っています(写真④⑤)。

栽培予定の畑では、昨年の長ひょうたんのこぼれ種が双葉を出していました(写真⑥)。しかし、昨年のふじっこさん宅のひょうたんは伝染性の病気にかかってしまったため、泣く泣く引き抜くことに。それで良かったと思います。ときには、そういう厳しい決断をしなければならないときもありますね。今年は病気が出なければいいな。無事を祈っています。

さて、最後に我が家の「マランカ」の様子をお伝えしておこうと思います。4月14日の日記でタネまきをしたことを伝えましたが、残念なことにまったく発芽していません……(写真⑦)。

ひょうたんのタネを水でしめらせたガーゼやペーパーに包み、気温25℃あれば、通常は1週間か10日ほどで発芽します。なのに「マランカ」は2週間をこえたのに発芽の兆しなし。「でれろん暮らし」の奥田亮さんに相談してみたら、「マランカって名前からして赤道直下って感じですね。気温が上がらないと発芽しないのかも」とアドバイスをいただきました。

そこで、「育苗ヒーターマット」なるものを通販で購入してみました。この上に「マランカ」のタネを入れた箱を置くと、だいたい35℃くらいになります(写真⑧)。

ヒーターを使用して2日たち、タネのようすを見たら、1個だけタネの一部が破れかかっているように見えました。もしかしたら芽がでるかもと薄っすら期待しつつ、半分はもうダメかもという気持ちになっています。

連休中に芽が出なければ「マランカ」はあきらめるしかないかな……。珍種ひょうたんは芽出しからすでに難しいのかもしれません。

「ひょうたん日記」は明日から暦通りにお休みをいただきます。「マランカ」がどうなったかは、連休明けにお知らせできると思います。どうぞみなさんも「マランカ」が命を繋げられるよう、祈っていてくださいね!

(738日目∞ 4月28日)

※次回739日目は奥田亮「でれろん暮らし」、5月2日(月)にアップ。

740日目は丸黄うりほ「ひょうたん日記」、5月6日(金)にアップします。