良い香りのひょうたんを入手しました♡
by 丸黄うりほ
ああ、いい香り!
この文章を書いている今も、机の上に置いたひょうたんから芳しい香りが漂ってきます。いい香りがすると心が落ち着き、脳がピンと元気になるような気がしますね。
一昨日の「ひょうたん日記」でも京都でみつけたひょうたんについて書きましたが、きょうも京都でみつけたひょうたんの話です。といっても、一昨日のハンコは偶然の出会い。きょうの匂い袋は、これがどうしても欲しくて、わざわざ烏丸二条の香老舗・松榮堂本店まで足を運びました。
この日記を続けて読んでくださっている方なら、ひょうたん柄の和紙に包まれたお香「ふみか 京小袖」や、ひょうたん型のお香たて「つまみ香立 ひさご」について書いたことを覚えてくださっているでしょうか。(489日目の日記、594日目の日記)ひょうたん柄の「ふみか 京小袖」は大阪本町店の限定商品だったのですが、逆にひょうたん型の匂い袋は大阪にはおいてなかったのです。
秋の観光シーズンを迎えて、京都の街はかなり人出が回復していました。松榮堂本店にも観光客らしき人がいっぱい。店内にはさまざまな香り製品が並び、ひょうたんを描いた素晴らしい香炉もありました。『源氏物語』の「夕顔」をモチーフにしたお香たてと線香のセットには、夕顔の花、つまりひょうたんの花が描かれていて、ひょうたん好きの物欲を刺激してきます。
いやいや。きょうは匂い袋を買いに来たのだ!と私は自分の欲の手綱をくぐっと引き締めました。
そして、求めたのが写真のふたつのひょうたんです。
「誰が袖 ひさご 金襴」は、その名の通り豪華な金襴に包まれたお香で、ふわっと甘くて深みのある、ちょっとバニラを思わせる香り。金襴布はすべて色違い、柄違いで同じものはありません。どの柄を選ぶか迷いましたが、華やかで、なおかつシックな金色の布を選ぶことにしました。
「誰が袖 ふくべ」は、ちりめん生地に包まれていて、こちらはかなりスパイシー。爽やかですーっと心が落ち着く感じ。インド的というか仏教的というか。男性にも似合いそうな香りです。ちりめん生地も色・柄が豊富。私はリアルひょうたんに近い抹茶色のものを選びました。
この良い香りのひょうたんたち、香りものとしてはお値段も手頃だし、見た目もとても可愛い。プレゼントにしても喜ばれそうです。
香老舗・松榮堂はこちら https://www.shoyeido.co.jp
(631日目∞ 11月4日)