葉の裏チェックはとても大切です!

by 丸黄うりほ 

①我が家のベランダで栽培中のひょうたん、イプの「ドミティアヌス」

②害虫は葉の表だけでなく裏側にもいます!

③「ド実5号」、20センチくらいになっています

④「ド実6号」は10センチほど

⑤「ド実7号」、現在20センチで成長中

⑥最後に結実した「ド実8号」も10センチに!

 

きょうはまずおわびと訂正から。602日目(9月22日)の日記で、奥田亮さんのCD『とちうでちょっと』のひょうたん型ジャケットの紹介をしたのですが、このなかで私は、「自分の持っている同CDジャケットは茶色をしているが、チチ松村さんが展覧会で展示されているのは緑色。これはきっとチチさん専用カラーだろう」などと書いてしまいました。

後日これは私の認識不足であったことが判明しました。『とちうでちょっと』のジャケットは、すべて表が茶色で裏が緑色だったのです。ちょっと裏返してみればわかることなのに……。本当にすみませんでした。

表だけ見て裏をチェックしないというのは、ひょうたん栽培においてもダメ行為であります。

現在、我が家のベランダで栽培中のひょうたん、イプの「ドミティアヌス」は、その瓢生における中年真っ盛り。そろそろ初老といってもよい時期にさしかかっています。2、3日放置していると老化した黄色い葉が目立ってくるだけでなく、虫食いや病気がわーっと広がってしまう。なので、とにかくこまめに古い葉や蔓をカットしてやらねばなりません。

ここ数日、目立っているのは、ウリキンウワバ、ウリハムシ、アブラムシというウリ科植物三大害虫であります。なかでもウリキンウワバは透明な緑色をしているシャクトリムシで、葉脈などに擬態してじつにうまく隠れています。葉の表だけを見ていると気がつかないこともあるのですが、裏を見ると「こんなところに、いた!」ということが多い。

CDジャケットも葉っぱも裏側までちゃんと見ないといけません。表だけ見ているというのは物事の半分しか見ていないということです。

ところで初老のドミティアヌス。今頃になってなんと4個も新たに結実しました。先週601日目(9月21日)の日記で書いた雌花がぜんぶ受粉成功。その後もう1つ雌花が咲いてそれも受粉に成功したようなのです。

写真③は「ド実5号」、写真④は「ド実6号」。いずれも翌朝になって咲いていたのを見つけあわてて受粉させたものですが、現在「ド実5号」は20センチくらい、「ド実6号」は10センチくらいになっています。写真⑤は「ド実7号」で、これももう20センチくらいにふくらんでいます。写真⑥は「ド実8号」、先週末に咲いた雌花です。現在10センチくらい。いずれもまだ成長途中なので、もう少し大きくなると思います。

先に結実した4個はもうそろそろ収穫時期ですが、それに加えてこれから4個もの子育てをするというドミティアヌス。どこまで頑張れるでしょうか?

ひょうたんの実が完熟するのは受粉から2カ月後ですから、最低でも11月下旬までは生きていなければなりません。長生きするためには日頃の健康管理が大切。というわけで、葉っぱのこまめな手入れは育て主の義務ですね。裏側までよーく見て、虫たちには悪いが、お食事中の葉からどいてもらいましょう。

(605日目∞ 9月28日)