イプの「パートン」、ひょうたんランデブー成立です!

by 丸黄うりほ 

①KFさん宅「パートン」の久しぶりの雌花が結実!

②「パートン」の6月受粉の実は無事収穫。素晴らしく良い形!

③なんと我が家の「ドミティアヌス」にも雌花が!

④結実してくれたらいいのですが……

⑤ウリハムシのお食事あと

 

きょうは先週、9月16日(598日目)の日記の続報です。

ものすごく久しぶり、具体的に言えば2カ月半ぶりに雌花が咲いた、東大阪市の KFさんのイプ「パートン」。同じ日に雄花もいくつか咲いて、待ちわびたひょうたんランデブーの夜がやってきた!さて、その結果……!

写真①をご覧ください。みごと結実しました!

いま、ちょっとずつ実がふくらみ、大きくなっているところです。ようやくできた2個目の実。なかなか良い形をしていますね! 1個目の実と同じく、表面に白いまだら模様が浮き出ていて、いかにも外国産のひょうたんだなぁと感じられます。このまま無事にふくらんでいきますように!

KFさんは新しい実に栄養が十分にいくようにと、6月受粉の1個目の実を収穫することにしました。それが写真②です。

うーむ、これはまたじつにいいひょうたんですね! 表面にキズなどもほとんどないし、日本のひょうたんとはまた違うなだらかな曲線が凄まじく美しい。まるで巨匠の手によって作られた陶磁器の名品のようです。高さは25センチから30センチくらいあるでしょうか。

実になりたての頃、くっきりとしていた表皮の白いまだら模様は薄くなって、全体が白っぽくなっています。もう日数的にもじゅうぶん完熟していると思います。このあと水つけ処理して乾かすと、また趣のあるひょうたんに仕上がりそう!楽しみにしています!

さて。同じ9月16日の日記で、「とにかく雄花しか咲かない……」とぼやいていた我が家のイプ「ドミティアヌス」に話題をうつしましょう。

いやもうこわい。ひょうたんって人の気持ちがわかるんでしょうか?

どうやら土曜日の夜に2個の雌花が咲いていたらしい……のです。

なのに、私は「どうせ今夜も雄花ばかりのお祭りだろうよ」と思い込み、ベランダに出て確認することすらしなかったのです。雌花が咲いていたことに気がついたのは翌日、日曜日の朝でした。

「ええっ!これ雌花じゃないか!しかも2個もある!」というわけで、私はあわててしぼんだ雄花の花粉をこすりとり、しぼんだ雌花の花びらをこじあけて受粉作業をしました。でも、遅かったかもしれない……(写真③)。

たとえ一瞬でもひょうたんから気をそらすと、こういうことが起こってしまうのですよね……。

反省して日曜日からは夕方に整枝作業をすることにしました。黄色くなった葉や虫のついた葉や蔓をカットし、そのついでに今夜咲きそうな花のチェックもする。

すると、月曜日。本当に見逃してしまいそうな隙間に雌花1個を発見!(写真④)

もちろん雄花はその日もどっさり咲いていましたので、すぐに受粉作業をしました。いやー、危ない危ない。また見逃すところでした。

おまけに、その日は葉の上でゆっくりとお食事中のウリハムシを発見。ペットボトルで吸い込むといいという情報を思い出し、台所にあったレモンサイダーのボトルの口をそいつの上にかざすと、自分から中に入ってきてくれました。写真⑤は、お食事のあとです。

ひょうたんって、やはりかまってあげないと拗ねる植物なのかもしれませんね。毎日こまめに面倒を見ること。その実践の量で人の愛をはかっているのかもしれません。ほったらかしは禁物!

(601日目∞ 9月21日)