なんと!7月植えのひょうたんが結実!

by 丸黄うりほ

①ヤマミーさんの7月植えひょうたん「マルコ」が結実!

②右の2個が「マルコ」、左の2個が5月植えの「センナ」

③あまった苗は8月植えにも挑戦!

④百成「ハク」は、油かすで再び元気に

⑤千成「千尋」にも新しい葉が出てきました 

 

2021年ヒョータニストの一人、和泉市のヤマミーさん。今週はヤマミーさんからたくさん届いた写真とトピックを中心に「ひょうたん日記」を書いていきたいと思います。

まず紹介したいのは、7月に定植した千成ひょうたん「マルコ」に実がついたというお話から。

写真①と②をみてください!くびれの少ない、ぷくっとしたおデブちゃんな実。ものすごくキュートですよね! 左に写っている「センナ」の実の形と比べるとその個性がよくわかると思います。どちらも同じ袋に入っていた千成ひょうたんのタネから育った苗なのにずいぶん形が違う!

驚くのは、なんとこの「マルコ」、定植したのが7月に入ってからだということなのです。

ひょうたんは一年草で、1年のサイクルが決まっている植物です。だいたい4月の桜花の頃にビニールポットにタネをまいて苗まで育て、ゴールデンウィークから5月いっぱいにかけてその苗を畑やプランターに定植する。6月ごろから花が咲きはじめて、7月・8月は実の季節。その実が完熟する9月・10月に収穫する……というのが標準的なコース。

とはいえ、6月に定植しても無事に育ちますし、温室などで管理しながら4月に定植をすませる人もいます。ところが、7月に定植というのは、私は今まであまり聞いたことがなかったのです。園芸店でひょうたんの苗が売られているのも、せいぜい6月上旬くらいまでですからね。

ヤマミーさんは今年、自分で千成ひょうたんのタネをまいてたくさん苗ポットを作ったのですが、自宅の庭やプランターにいくつか植え、友人や親戚に引き取ってもらっても苗があまってしまった。それで、そんな苗の一つ「マルコ」を7月になってから定植したそうなのです。

ひょうたんの苗は7月に定植しても、ちゃんと実をつける。「マルコ」はそれを身をもって、いや実をもって証明してくれました! 素晴らしい!

これで、万一苗を作り過ぎてしまったときにも、ギリギリまで育ててくださる人を探すアクティビティに注力できます。もう貰い手がない、行き遅れたなどと思って簡単にあきらめてはいけないということですね。すべてのひょうたん愛好家にとって、これは光のさすようなトピックです。ヤマミーさん、本当にありがとう!

さらに、ヤマミーさんはこれから8月植えにも挑戦してみようかとおっしゃいます。というのは、まだ行き場のない苗が残っているらしいのです。写真③がその苗たち。徒長してはいますが、ちゃんと緑色の葉がついている! こんな小さなポットでよく枯れなかったね、キミたち……。ヤマミーさんの管理が行き届いているからだとは思いますが、その生命力に涙が出そう。

8月植えの苗たちが、今後どこまで頑張ってくれるのか。楽しみに見守っていきたいと思います。

いっぽう、5月に定植したひょうたん苗たち(写真④⑤)は最初の花ピーク、結実ピークを過ぎていったん活動がゆるやかになっていましたが、油かすをたっぷりと追肥するとまた息を吹き返し、新たな蔓と緑色の葉が出てきたそうです。瓢生の後半戦、こちらもまだまだ実をつけてくれると思います!

(567日目∞ 8月3日)

  • 丸黄うりほ ライター・編集者。ひょうたんをタネから育て、その実から音の出るものを自作し、演奏する楽団「ヒョウタン総合研究所」立ち上げ所員。ソロで「オール電化ひょうたん」としても活動中。ひょうたん栽培歴は15年ほどになるが、畑がないので毎年マンション(大阪市北区)のベランダでプランター栽培している。今年はイプ「ドミティアヌス」を栽培中。「花形文化通信」では、ほかにインタビュー記事を担当。
  • ふじっこさん 「ヒョウタン総合研究所」所員。ひょうたん栽培3年生。今年は5品種5苗を畑と庭で栽培。丸黄への報告と写真提供でリモートひょうたん活動中。