京都府立植物園の珍ひょうたん
by 丸黄うりほ
7月16日の未明に世界最大級の花、ショクダイオオコンニャクが京都府立植物園で初めて開花したと聞き、2日後の日曜日にでかけてきました。
ショクダイオオコンニャクが咲いているという温室に行く前に、私は広大な植物園の北西の端っこにある、「四季 彩の丘」へ足を運びました。
「四季 彩の丘」では毎年ひょうたんを中心に、いろいろな種類のウリ科植物が栽培されているのです。去年は長ひょうたんと、ヘビウリが大変目立っていました(346日目の日記)。今年はどんな感じかな……?
まず、ぱっと目についたのが「台湾食用ヒョウタン」という品種(写真②)。こんなに大きな食用ひょうたんがあるなんて!まったく知りませんでした。
「台湾食用ヒョウタン」は、ツボ型をしていて、緑色が濃く、表面にまだら模様があります。大きさは20センチか25センチくらい。まだ成長途中のようです。食用ひょうたんというと、小型ひょうたんの若い実が漬物になるというイメージだったのですが、このひょうたんはトウガンのように切って食べるのかもしれませんね。どんな味なのかしら? 気になりますね!!
優美な双子のような「明日香美人」の姿も目を引きました(写真③)。涼しげで、とてもいい形。30センチくらいありますが、細身なので我が家のベランダでも育てられるかも。来年はこの品種に挑戦しようかしら……、などと夢がふくらみます。
そして、今年のひょうたん棚でいちばん目立っていたのが、「長ひょうたん」です。写真④をご覧ください!人の背丈と比べるとその圧倒的な長さがわかりますよね!地面についてしまっていますが、まだ伸びそう。
ペポカボチャ(タコ瓢)も見つかりました(写真⑤)。これはひょうたんではなく、飾り物用の食べられないカボチャ。もっとタコのようなツノが出ているかと思いましたが、わりあい丸くておとなしい形。まだふくらんでいる途中で、これから形も変化するのかもしれません。
このほか、鹿ケ谷カボチャ、ヘビウリ、ニガウリ、豆ひょうたん、丸ひょうたん、大瓢エース(ラゲナリア)などの苗も植えられていましたが、まだ大きくなっていない株や、実がなりはじめたばかりの株が多かったです。ちょっとまだ最盛期というには早かった感じ。ほんとうの見頃は1カ月後くらいでしょうか。
(559日目∞ 7月20日)