イプのドミティアヌスには雌花が少ない!

by 丸黄うりほ

①7月8日に咲いた初めての雌花

②ふくらんできました。でも微妙な場所にできてる

③雄花は毎日10個から20個ほど咲いているのですが……

④雌花は咲いても1個だけ。しかも、これまた微妙な場所に

⑤蔓の先端は花芽ぎっしり。でも全部雄花!

⑥やっとベランダの内側で雌花が咲きそう!

 

ようやく蔓ボケから脱出できた、我が家のひょうたん、イプのドミティアヌス。7月8日には初めての雌花も咲き、ちょっとずつその子房がふくらんできています。現在、だいたい8センチくらいになったでしょうか(写真②)。表面に葉がこすれてできたキズがあり、まだ完全に結実したとはいえないサイズなのですが、途中でしぼまずこのまま頑張ってほしいなと思っています。

それにしても……(ため息)、ドミティアヌスは雌花が少ない!

うちのひょうたんだけがそうなのか、それともイプという品種そのものがそうなのか。ちょっとまだ結論は出せない感じなんですが、同じイプを育てているヒョータニストのKFさんも「雄花ばっかり咲く!」とおっしゃっていたので、もしかしたらイプという品種は「花つきが悪い」といわれるタイプなのかもしれません。

ドミティアヌスは7月7日に花が咲きだしてから、毎日10個から20個ほどの花が咲いているのですが、それがほとんど雄花なんです。もう少し詳しくいえば、雄花ばっかりか、20個のうち1個だけ雌花が咲くか、そのどちらか。そんな日がもう1週間も続いています。

雌花はトータルで3個だけ。しかも、どういうわけかベランダの外側の微妙な場所ばかりについています。写真も撮りにくいし、実になっても台風がきたら落ちてしまいそう。

ひょうたんの花は、いっぱんに雄花のほうが多く咲くとはいわれています。しかし、いつもの千成や百成ひょうたんだったら、雄花が10個咲けば雌花が2、3個は咲く感じです。なのに、この男女不均衡はなんなんでしょう?だいたい葉がとても大きく、蔓も太くて青筋が立っていますし、なんというか……、全体的に非常に男っぽい感じ。

ひょうたんの株の男っぽさは窒素肥料に由来するところが大きく、今まで窒素過多で蔓ボケしていたせいかもしれないと思い、このところずっと窒素抜きの肥料を与えていたら今度は蔓の先が伸びなくなってきました。そろそろバランスが悪くなってきたようなので、きょうは久しぶりに窒素入りのハイポネックスを与えました。

写真⑤を見ていただくとわかると思いますが、蔓の先端にはぎっしりと花芽がつまっています。蔓ボケどころか、今は花だらけなんですが、これを見ても全部雄花なんですよね……。

そんな中で、今日は1つだけですが雌花のつぼみが見つかりました。初めてベランダの内側の、観察しやすい位置についた雌花です。お相手の雄花くんも15個くらい咲きそう。

数少ないチャンス。今夜のランデブーがうまくいきますように!

(556日目∞ 7月15日)