ふじっこさんの野良ひょうたんが、意外と元気?
by 丸黄うりほ
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の登場人物の名前をつけたひょうたんを5種類、5苗定植して大切に育てているふじっこさん。自分のうちで発芽させたタネのうち百成ひょうたんだけが爆発的に発芽して、苗が30ポット以上もできてしまったことを504日目(4月28日)の日記でお伝えしていました。
余った苗はどうなったのかな……と思いつつ、かわいそうな状況ばかりが想像されて、あまり尋ねる気になれず。後になって「結局、苗のもらい手は一人も見つからなかった」と知って、「あああ……(泣)」と思っていました。
その一部の苗を「野良ひょうたんにしました!」という報告をふじっこさんがしてくれた時も、私は「あああ……(泣)」と思いました。というのも、去年の「ベム、ベラ、ベロ」の悲劇(309日目の日記、318日目の日記)が思い出されたからなのです。
ひょうたんは大きな葉ですし、一見強いように見えますが、じつはとても手のかかる植物。人の手が古くから入った園芸植物の代表で、野生種はほぼ残っていないといわれているほどです。動物でいうと犬、それもプードルとかチワワみたいなお座敷犬に当たる。そんなものを野に放ったら、すぐ死んでしまうだろう。だいいち他人の土地に勝手に植えたりしたら迷惑がられるだろうし、見つかって引っこ抜かれてしまっても文句は言えない。そう思ったのです。
ところが、その野良ひょうたん1苗が、今年はなかなか元気に育っているようなのです。ふじっこさんが、畑のひょうたんたちと同じくらいしっかりと水や肥料を入れ、こまめに面倒を見ているからかもしれません。また、この百成ひょうたんに大変な生命力があったのかもしれません。
で、ついにこの日記で公開することに決めたのは、ふじっこさんから次のようなメールが来たためです。
となりの草むらは知り合いの土地やし、そこのおじさんに「なんか植えてみたら元気になってきたんやわ〜」って言うておけば「ほうかほうか」って言うやろうし、大丈夫よー
そのように、お母さんが言ってらっしゃるようなのです。まあ、それならきっと大丈夫なのであろうと思います。
この野良ひょうたんに、ふじっこさんは「ヨンドゥ」という名前をつけたそうです。「スターロード(ピーター)のおじさん的存在で、ラベジャーズのドン。野良にふさわしい」とのこと。
写真を見ると、花もいっぱい咲いているし、なんだか実になりかかっているのもあるみたい。(頑張れ、ヨンドゥ!……小さい声で)
(550日目∞ 7月7日)